甲子園を夢見る球児の裏話
轟ミチル
第1話 野球との出会い
当時私はサッカーに夢中だった。ベッカム、オリバーカーン、ロナウド、すべての選手が輝いて見えて卒業文集には将来サッカー選手になると書こうと決めていたくらいだ。私の学校では4年生にならないと部活動に所属できない為早くサッカー部に入りたく仕方なかった。しかし人生を変える場面に遭遇する。父に連れていってもらった甲子園だ。プロ野球じゃないの、とガッカリする私であったが高校生が泥だらけになりながらプレーし、負けたら涙し勝つとマウンドで抱き合う。そんな姿を見て思わず憧れてしまった。「お父さん、僕もあそこで野球したい!」と父に言うととても喜んで帰宅中新しいグローブを購入してもらった。
私はその足でクラブチームに入れてもらいに行った。元々背も高く足も早かった私はレギュラーになる事ができた。父も私を応援してくれ近くの公園でノックをしてもらったり素振りを見てもらうなどしてメキメキと上達していった。試合に出るとヒットが打てる!打てると監督が褒めてくれる!活躍すると父が焼肉に連れて行ってくれる、それだけで野球が好きになるまで時間はかからなかった。
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