第13話 〜イジメっ子の話し合い、それと決意〜

ホテル【Knightsportsres】


「くそっ...どうしてあいつが殺られた!?あいつは絶対に死なないはずなのに...!?」


ホテルの最上階、〈1089号室〉。そこでは裕介を倒すために作戦を実行していたイジメっ子たちがいた。現在の人数は132人。裕介を倒しに行った者たちは全員返り討ちにされていたことを悠岐はドローンで観察していた。


「おいおい...そう慌てなさんな柳田さんよぉ。あいつらは様子見。でも...どうして宗四郎が殺られたんだ...?」


そう話しかけたのは鴨志田 洋介かもしだようすけ。悠岐の親友と言っても良い程の友達だ。鴨志田は観察していなかったからなのか、それともいつも通りなのか余裕そうな声をしながら喋っていた。


「お前は余裕そうに言えるな...あいつはを打ち出したんだぞ!?」


その一言を聞いたクラスメイトは騒然となる。そう、あいつがそんな高度な技を繰り出せると思わなかったからだ。でも、鴨志田は「簡単だろ。」と思っているのか平気そうな顔を見せている。それが癪に触ったのか、悠岐は鴨志田にイラつきを見せる。


「お前はどうしてそんなに平気そうなんだよ!?じゃあ、お前はこの高度な技を出来るっていうのかよ!?」


「...そりゃあね。」


その一言にブーイングが殺到する。でも、鴨志田はそれを気にせず話し続ける。


「お前らさぁ...俺は裕介のだぜ?wそれぐらい承知ってもんよ。しかも俺もその技はもう習得済みだぜ?」


その一言に悠岐は疑いの目を向ける。言葉では発していないが(じゃあやってみろよ?)と言っているようだった。その心の言葉が分かったのか平然とやって見せる。


暗黒炎剣ダークファイアーソード


そうやって呟いた瞬間に黒いがまわりに炎をまとった剣が鴨志田の前に召喚される。そうして、悠岐は驚きながらも謝罪した。


「す、すまん。」


「良いってもんよ。最初は誰もが疑うよな...」


そうして、悠岐と洋介は考え始める。数分後、考えが決まったのかクラスメイトの方に向き直る。そして、悠岐の口から衝撃の言葉が発せられる。


「良いか。こんな事したくなかったが、賞金のためだ!裕介を!なんとしても奴をこの世界に置かせてはいけない。俺ら 6-Aで奴を食い止めるぞ!」

オォォォォォォ!


そして、裕介を殺すことになった6-A。だが、彼らはまだ知らなかった。これから、が降ろされることを。

                     第13話 END.

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

《今頃の頼み》

この作品はカクヨムコン9の投稿作品となっております。ぜひ、星とハートの方よろしくお願いします。また、この小説のフォローも忘れずに。(できればで大丈夫です)それに、モチベーションにもつながるのでよろしくお願いします。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る