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 帰り道の途中にあるコンビニによってそこで文は焼きそばパンを美波はたまごサンドイッチを買った。

 飲み物は二人ともミルクコーヒーにした。

 パンを食べながら夏の夜の中を歩いた。

 美波の家はとても普通の家はだった。

 門のところで

 送ってくれてありがとう。

 と美波は言った。(うのあとにハートマークが描いてあった)

「明日も会えるかな?」と文は言った。

 いいよ。

 と顔を赤くしながら美波は言った。

 文は美波と明日の約束をして門の前で美波と別れた。

 上機嫌で軽くスキップをしながら文が「ただいま」と言って白波の家に帰るといきなりドロップキックをされた。

 咲子にプロレス技をかけられながら、そういえば一緒に遊ぶ約束をしていたなとそんなことを文は心の中で思っていた。

 縁側から庭を見ると犬小屋の中でタローが気持ちよさそうに眠っていた。

「お兄ちゃんのバカ!」

 咲子にヘッドロックをされながら、今日は本当にいい日だったと思った。

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