③いてっ!?(何かにつまずいて転んだ音)
さて、今回のカクヨムコンに向けて公開した私の作品。
相変わらず期待より小さくまとまってるわけですが、何を失敗したのかというのがここの話なんですが、そもそもの作戦の話です。
短い話数から追い掛けるのを好む方にスタート押し上げて貰って、ある程度の話数がまとまってから読みたい方の目に留まる、という作戦でした。
ここで言う、失敗はスタートの部分です。
ある程度まとまってからを好む方からは割りと高評価頂けているかと思います。
ただやはり、スタートでの押し上げがないので、どうしても埋もれてしまっていて、目立ってないです。
これから書くのは、この少ない話数を好む方へのアピールで何を失敗したのか、という話です。
よく言います。
1話目が大事!
簡単に言えば、今回はこの話です。
じゃあ1話目ってどういう意味があるんでしょうか?
1話目に山場を持って来い!とか、1話目からフリ無しでオチをかけ!とか、なんとかかんとか色んな創作論があります。
石を投げれば当たるぐらい色々あると思いますので、探してみてください。
見つからなかったとか、見つけたけど参考にならなかったとしても、私に石は投げないで下さい。
そもそも1話目でオチを書け!ってめちゃくちゃですよね。じゃあ次の話から何を書くんだよ?って話です。
オチまでのフリを書きますか?
たぶんつまらなくなりますよ。
だってオチがバレてるんですから。
なんなら読む必要なくなるケースすらあります。
ミステリーとかそうです。結論分かってるわけですから。
古畑任三郎とか、刑事コロンボとか古い話を持ち出せばオチからはじまるようなミステリーもありますけど、あれは犯人が誰か?がオチではないです。
どうやって犯人に辿り着くのか?犯人がどうやって逃げようとしているのか?を見つけるのが主題の作品です。
だからオチから書いてるわけではないです。
じゃあ山場から持ってこいとか、オチを書けとか言ってる人は何を言っているのか、です。
一話目の役割。
それは『この作品がどういう仕組みとか、雰囲気で面白いのか分かりやすく伝える』ということです。
私の失敗談の話をすれば、一話目が、戦闘シーンです。
なんですが、私が書きたかったのは戦闘シーンではなく、『主観による認識の違いによる笑い』です。
よくある無自覚最強系主人公の話なんですが、主人公の視点から見るとこうだったけど、仲間からはこう見えていた。主人公すごいことしてるやん、ていう話だったわけです。
が、一話目ではその視点の変更がないんです。
視点変わるのが五話目からです。
つまり、私は一話目で作品の楽しみ方が提示できず、特に描写力が優れているわけでもないので、なんか一方的にボスが封殺されてる戦闘だな……で終わるわけです。
私の中では、一話目の公開時はそんなにPV付かず、五話ぐらいから集まって来てもらうから五話ぐらいまでは読まれるだろうという認識があったわけです。
しかし、違いました。
話数が伸びても、PVが伸びません。
何より、フォローが伸びないんです。
この創作論の1の方で書きましたけど、数字を作りたければ気にするのはフォロー数です。どうやってフォロー数を伸ばすのか?がテーマです。
それが伸びない。
更に、一話目から二話目での離脱率が恐ろしく高かったです。
大体65%強程度でした。
目標値は80%以上です。
ザッピング統計――それは統計とは言わない 笑――で見た限り、80%切ってるとなかなかに厳しくなるというのがあります。
なぜだ!?です。
なかなかに面白いはずなんです。だって読み直したら面白いんですから 笑
これって要約すると、私の考える面白いと、読者の思う面白いが違ったわけです。
これは、好みの話ではないです。
当然、好みは必ずあるんですが、どちらかと言えば表紙の段階で好みじゃないものは避けてしまうので、好きそうな話なんだけど、さて、おもしろいかな?という評価になるということです。
そうなったときに、私の頭の中には当然、先の話が分かってますから、ここがフリになってるな、とか、ここのボケはなかなかいいなとか先の話を補完しながら読めるわけです。
この展開がここまで続く、とかもわかってます。
しかし、当然ながら読者はそんなことは分かりません。
あらすじには書いてあります。
タイトルもそうです。
無自覚な天才が大暴れする話を視点を変更して読んでもらいます、って。
でも、そこまでちゃんとは読んでないというのか、読んでもそういう風だとは思ってないなのか分かりませんが、そこで伝わるだろうと思っていた意図は私が思う以上に伝わってませんでした。
自主企画とかで宣伝して、感想頂いたりもしたんですけど、見事にこちらの思惑は外れてるんだな!!というリアクションでした 笑
だからたまに、思い付きで先のことも何も考えずに書き出して、結末が作者にも分からないみたいな話が人気出たりしてますが、こういうことでしょうね。
先のことが分からないから、今おもしろいと思うことで紙面が埋まる。
すると当然、どう面白いのか分かりやすい。
結果、読者の心が掴める。
ただ、やっぱり迷走するから途中で飽きられる 笑
詰まる所、この構造としてのおもしろさを伝える分量と、ストーリーや展開などの構成として人を引き込む力とこの二つのバランスというのが問われるという話になろうかと思います。
最初の五話ぐらいは、「どこがおもしろいの?」って聞かれたら、「これがこうでこうなるからおもしろいんだよ」って答えられるぐらいはっきりさせた方がいいんでしょうね。
奥の手を持てって話は前回でしたが、これを考えていて思ったのが、週刊漫画にある『読み切り』でした。
一話お試しみたいな感じで掲載されて、好評であれば連載になる。
仕組みですよね。この話はこういう風におもしろいんですよ、っていう紹介です。
当然、ラスボスは出て来ませんし(出てきてるかも知れませんが)、大団円の解決とはなりません。
全体から見れば小さな事件が起こって、同時それがきっかけでもあり、構造の説明でもあります。
続きが気になる人は、リアクションしてね!ってことです。
表紙で期待値を上げて、一話目で答え合わせ。二話目以降……だと少し早いですかね。五話目ぐらいまでは短編ぐらいの感じで仕上げて、それ以降でいよいよ本題。
長編らしいストーリーを作っていく。
そういう構成が掴みやすいのかな?と次回への反省です。
私はコメディ色強いので、フリとオチが作りやすいんですけど、これ、まじめな?文章の方って大変ですよね。
短く落とせないですもんね。
SFは大変なんだってお聞きしましたけど、或いはこういう投稿サイトの仕組みがあるのかもしれませんね。
どう書けばいいのか?特に思いつきませんが。
SF書きたいんですよね。好きです。SF。聞かれてないけど 笑
次回は私も大好き『営業活動』について。
☆☆☆
今回から宣伝を後ろにしてみました 笑
https://kakuyomu.jp/works/16817330666507912930
今回の反省にも出てきた【荷物な荷物持ちは追い出されない】連載中です!
遊びに来てね!
問題の第一話もそのまま掲載されてますよ 笑
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