第5話 At the first time
人生に予定調和もくそもありませんワ。私の眼の前には突然Cool Japanese boyとdeliciousな餃子が現れたからでス!しかもご挨拶に餃子をくれると言うのでうれしくってすぐに受け取ってしまいましタ。私がキッチンに置きに行っている間に彼が帰りますよと挨拶をして立ち去ろうとしたのでなんとか私の家に呼んでお話をしたいと思いましタ。
スパイたるものアリバイを作るために家庭をもったり、そこまでしなくても、カップルになったりするのが定石なんでス。私もいつしかそういう相手を持ちたいと思っていましたが、会社ではキモオヤジか若くして結婚してる男性だけでうまくいっていませんでしタ。会社外では全くといって出会いがなく、裏社会のクラブの情報も掴めず仕舞いでしタ。
なので隣人がcoolな日本人男性なのは最高のopportunityでス!でも今思えば、そんなことより私は一女として純粋にお話がしたかったのでしょう。私は無心に彼の後を追い彼の手を掴みましタ。すると、温厚そうに見えた彼が急に意外にも強い力で突き押して来たんでス。慌てて尻もちをつきましたが、自分でもかなり色っぽく出来ましたネ(笑)CN:ハニーの自分がつい出ちゃいましタ。でも彼はなんと全く動揺しないで真摯に気遣ってくれましタ。本部からは、日本人はhentaiだからハニートラップに引っかかりやすいと聞いていたのに全然そんなことないジャン!そんな驚きも相まって、私の心はさらに彼に近づいていきましタ。
その後、私の家に彼を連れこみましタ。
彼の前で餃子を食べたときふと宇都宮の思い出が蘇って優しい味の奥底に存在を感じられるギリギリの"深み”があって正直驚きましタ。
「美味しいでス。」としか言えませんでしタ。それほど圧巻で筆舌尽くしがたかったんでス。
「どうして宇都宮にいたんですか?」と聞かれましタ。スパイ活動だぁ、なんていえませン。
「…う〜ん、語学学習、ですかネ…」捻って答えましたけど彼を心配させてしまったので、
「お陰で餃子はmy favoriteの一つですヨ♪」と笑いながらお茶を濁しましタ。
その後は彼のことについて知りましタ。
彼は
その後私のことも聞かれたのでこれまでの話をしましタ。勿論スパイの話以外ネ♡
彼は熱心に聞いてくれて時々合いの手もいれてくれましタ。そして話し終わると、
「ジュディーさんって名前を聞いて改めてアメリカの方だなぁと実感したんですが、日本語本当にお上手ですね!」って言ってくれたんでス!
人に頑張ったことを褒められるのは気持ちいいもんですよネ。アメリカの頃から頑張って今では日本で仕事できるんですから!
ミシェルさんとの会話はずっと続きましタ。餃子も全部食べてしまいましタ。話の中で、彼が「やっぱり日本の夏は暑いですか?」と言ったので私も「暑いでス」と答えると、「この部屋は冷房が効いてて涼しいですけど、俺の部屋は引っ越したばかりなので冷房がないんですよ。来るまでの辛抱ですね」と笑いながら言ったのを見て無性に意地悪したくなっちゃいましタ。ハニーの悪い癖ですネ(笑)
私はミシェルさんの耳元で
「Shall you stay here tonight?♡」と囁きましタ。
さっき私の官能的なしりもちを前にして微動だにしなかったミシェルさんは急に頬を赤らめ、
「さ、さすがに、、明日仕事なのでご遠慮させ、します~!!」と動揺しまくりながら帰ってしまいましタ。とってもかわいかったでス♡元気もらいましタ♪
私も明日仕事がんばロ!
明日また朝会ったりしテ…♡
(この物語では、虚実な団体、特定の国の名前をお借し一部、信憑性が極めて低い内容を書いていますが、全て物語を楽しむ上でのフィクションですので安心してお楽しみ下さい)
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