🎇傍観者 (心理学的考察)

「アスペルガー的思考の勧め」


あのね・・

テレビとかネットとか見ますよね。

美しい何かとか 感動する何かとか・・

もしかしたら大笑いする何かかもしれませんよね。


でもそれってあなたには関係ないですよね。

どんなに笑おうと どんなに感動しようと

あなたはモニターの前に居る傍観者にすぎない。

そう感じたことはありませんか?


傍観者には映像と音しかありませんよね

当事者には映像・音・温度・風・匂い・触覚・味覚が有るんです・

傍観者だと大事なものを見落としてしまいますよね


いや、それだけでは無い・・

感動や優しい繋がりをモニターの中に求めていませんか?


リアルな世界ではただ働き 疲れ果てて・・

あなたはモニターの中に何かを探していませんか?

楽しみ・・興奮・・感動・・笑い・・友情・・愛・・


でも何も得られませんよね・・

だってあなたはただの傍観者・・

モニターの向こうから見ればあなたはだだの視聴者に過ぎないのです

いや、視聴率と言う数字でしかない・・


それは分かっている事ですよね・・

そう、それが現代人の不安の正体です



でも、見落としてならないのは・・

傍観者としての感動的疑似体験が、あなたの思考を麻痺させて・・

それがあなたのリアルな世界を、つまらないと感じさせていませんか


素晴らしい絵にかいた餅が邪魔をして・・

あなたは自分のリアルな餅を承認できない・・

それが現代の不安の正体なのです


あなたは自分のリアルな餅を捨てていませんよね?

小さな餅に感動する力を失っていませんよよね?

もし失っていたら問題ですよ。

それが現代の不安の正体なのですからね。


近くの公園や街を 1時間歩いてみて

もし 美しい花だとか 感動的な光景に出会ったなら

その光景は全てあなたの物ですよ。

あなたは傍観者ではなく その感動的光景の当事者なのですよ

たとえ小さな餅でもね・・


もし1時間歩いてみて スマホカメラに写して置くものが無かったら

リアルな世界に何も感じないのなら・・

あなたはリアルな世界でも傍観者なのですよ・・



テレビを切って・・

ネットを閉じて・・

リアルな世界に出かけましょうよ!

風を感じれば眠っている感性が目覚める筈です

身体を動かして 生きている事を楽しむのです


小さな感動でも・・

小さな自分でも・・

鳥や虫などの小さな仲間でも・・

絵にかいた餅よりは確かですよ


小さなリアルな餅を探しましょうよ!

あなただって小さな餅なのだから・・


世の中が狂ってきたときは・・

その社会で変だと言われている人が正しい事が有るのです

例えば・・

戦場を想像してみてくださいよ


砲弾の破片でお腹が裂け・・

首がちぎれ 目が飛びだして・・

辺りは血の海です


そんな中で平然と戦い 平気で銃を乱射すると英雄に成れます

いやいや、そんな中で平然は無理ですよ。

真面な人なら平然でいられる筈はありませんよね


砲弾の破片でお腹が裂け・・

首がちぎれ 目が飛びだして・・

辺りは血の海で・・

こんな状況で平然な人は むしろ異常な人なのです。

戦場の英雄がこちらの世界では適応できずに事件を起こすのも 当たり前っていえば当たり前の事ですよ

戦場では正常な人が異常で 異常な人が正常なのです



ところで・・

この日本はどうでしょうか・・

もしかして経済の戦場と化していませんか

人を人と思わない人が神のように言われ・・

ゲスな権力者が英雄として崇められていませんか


短いスカートを履いている女が悪い・・

髪なんか染めているからだよ・・

自分でついて行ってるじゃん・・

どうせお金目当てなんだろう・・

そんな所を歩くなよ・・


怖いのはね・・

男だけじゃあ無くて多くの女もそう思っている事です(笑)

ここは戦場ですよ・・やられた奴が悪いのです

英雄たちはヤッタ数を自慢するのです。

どうですか?

モニターの中は戦場でしょう!

若者は英雄になりたくて 醤油瓶を舐めたりしてネットに投稿するのです


ここまで世が狂っているときはね・・

逆にアスペルガー的な人の方がまともなのですよ

そう思いませんか?


モニターの中は砂糖でいっぱいの味の濃い世界です

その甘さがあなたのリアルを対比的に薄味に思わせているのです

その甘い世界から離れないと麻薬中毒患者と同じで・・

あなたのリアルな大事なものが意味を失います


1日だけモニターの電源を落としてみてください

1日だけですよ

それならできるでしょう(笑)


傍観者に成るのは止めて・・

そうしてリアルな世界に目を向けて・・





では又(^_-)-☆

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