哀しい結末には、哀しい原因がある。

「流行を打破したい!」の企画から来ました。

ヒロインの裏に潜む二重人格。しかしその背後にあったものはさらに哀しい過去という、物語を全体的に満たす仄暗さが良い味を出しています。
ラストの静雄のセリフが不穏なのも、彼もまた背負っている悲しい過去を思わせてくれます。

サスペンスの形をとっているので、緊張感ある物語を読みたい方におすすめです。