学年一の美少女がオレを彼氏に任命いたしました…が、実はオレたちは…さらに学年ニ番目の美少女もオレのこと好き…かも知れません…

なんまた？

　相談ボランティアも順調で、なんならボランティア隊も相変わらずたくさんいて順調である。

　ただ一つ問題があります。

　…

　莉央さんがやたらと、わたしは生徒会を頑張っています♡アピールが半端ないのだ。それも男子ばっかりを狙ってアピっているのです。

　これはきっと来年の生徒会長決めに向けての為だろう。

　…

　いや、頑張るのはいいよ？

　でもさ…

　前に莉央さんになんで生徒会長になりたいの？って聞いたことがあるんだよね。

　そしたらさ…みっちーと付き合うためだよ‼︎

　ってさ。

　…うーん。

　なんか…どうなんだろう。

　オレを好きっていうよりも…なんか…なんか違う気がするんだよね。

　…

　そんな疑問を持ちつつも生徒会活動中、莉央さんがオレのところにきたんだよね。

　で、近くに奈留実もいたんだけど…

　莉央さんってばさ、

「来年は、わたし達ビッグカップルになってるね♡」

　なんて言ってきたわけよ。

　なんでわざわざ奈留実に聞こえるようにいうんだろうね…。

　奈留実は、たぶんその言葉を聞いていた。しかし、そのまま無言で行ってしまったよね。

　…莉央さん。

　あなたは、何がしたいのですか？

　…

　そんな意味不明な莉央さんを不思議がっていると、とある一年生男子が相談にやってきた。

　どうしたら美少女と三股ってできるんですか？ぜひ！弟子入りさせてくださいっ‼︎とのことだった。

　…いやいや、そもそも三股はしていないし。

　なので、三股なんてしてないよと訂正すると、やっぱり…そうなんですね‼︎では、あの伝説は、本当だったのですね⁉︎と手をがっつり握られた。

　…伝説ですか？

　はて？

　あのー、伝説ってなに？と聞いてみた。

　するとまさかの四股だった。

　…

　もう唖然としちゃうよね？

　なに？

　四人目ってだれ？

　奈留実と莉央さん…あと、一年生の女の子までは、ギリわかる気もしないけど…もう一人って…

　だれなのだろうと聞いてみると、まさかの前会長だというのだ。

　…

　あー、なんか…オレと話す人ってみんなオレの女ですって感じ？

　いやいや、オレそんな女性と話す時…気軽に肩に手とかまわしたりしてないんだけどなー。

　なぜにそうなってしまうのでしょうか…。

　もう…不思議でならないわ。

　ってなわけで、きちんと訂正しておいた。

　ただの噂だからって。

　でも、奈留実とは付き合ってたよ。とお伝えしておいた。

　するとその一年生は、真実の愛ってやつっすか？かっこいいっす‼︎といい、なぜか握手を求めてきた。

　そして…

　先輩の奈留実さんを語る時の顔がめっちゃ惚れるくらいいけてました‼︎オレも行ってきます‼︎と、ドアを開けて出て行こうとしていた。

「待って！どこ行くの？」

　とオレが聞くと、一年生は

「真実の愛を探しに行くっす‼︎」

　と親指を立てて、笑顔で去って行った。

　…

　相談…だったのかな？

　なんだったのかよくわからなかったけど、まぁ彼がイキイキとして帰って行ったから良しとした。

　続く。