学生街の酔いどれ人生

羽弦トリス

第1話先ずは発見時から

高校、大学のキャンパスが多く学生街なのだが、軽く飲める場所を探していた。

しかも、昼間に飲みたい。

定食屋でビールを飲むと、場違いな気がして兎に角、8年前に飲み屋を探しまくった。

僕は、円満別居していて決まったお金を嫁さんに渡せばいい。後は、少額ずつ貯蓄に回したい。

23年前は名古屋市西区に住んでおり、近所にたこ焼き屋があり、名古屋のたこ焼きが好きになった。

タレなどない。生地に味付けがしてあるのだ。


そんな事を思いながら、ぶらぶらしていると、のぼり旗が。「たこ焼き」と書いてあった、と、思う。

そして、たこ焼きを注文しようとすると、店員で瓶ビールを飲んでいる客がいる。

店主に、

「中、入っていいですか?」

と、尋ねると、

「ええよ。ヨシッ、お兄さん、飲まなあかん」

と、誘われて狭い店内にはいる。

このたこ焼きは、「蛸ん壺」と言う、たこ焼き屋兼居酒屋。

名古屋市昭和区の桜山の交差点から、歩いて2分の場所にある。

昭和郵便局の前の反対車線の角を環状線沿いを歩けば良い。

行きたい方は、スマホのナビで。


閑話休題

既に4人の常連さんが座って、酒を飲んでいる。

僕はたこ焼きと瓶ビールを注文した。アサヒスーパードライだ。

初めて見た僕に、常連客は色々質問してきた。根掘り葉掘り聞かれたが、それは日常茶飯事なので、テキトーに答えた。

すると、おじいちゃんが僕のグラスにビールを注いでくれた。

これを、きっかけに僕も足繁く通うようになったのだが、中部ろうさい病院で他の病気を調べていたが、血液検査である病気が発覚した。

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