3 ねこさん、お布団を干す!?

 ねこさんは、トレジャーハンター今日はお休みである。


 連日の激闘? のせいなのか、ぬくぬくのお布団からいまだに抜けだせないでいた。


 しかし、お布団が湿気をかなり含みだしている事実からは、逃れられない。


 今日は穏やかな快晴、お布団干しにはもってこいだ。


「うーん、がんばって起きるのねー」


 なんとかお布団の誘惑を断ち切ったねこさんは、窓を開けた。


 安アパートの二階角部屋。日当たりだけはばっちりだった。


 注意を払いながら、手すりにお布団をかける。


 と、ねこさんは干したお布団の上に、そのまま覆いかぶさってしまった。


 お布団を干したのか、ねこさんを干したのか……。





 かー、かー。


 もう夕方だ。


 ふと目覚めたねこさんからは、お日様のにおいがした。

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