第7話「アンサー」

保身に懸けるなど

さぞ君は痛みを恐れてるのか

世界に悔やみを持ち得

その傀儡じみた

社会に奉仕して

それは命を削ってまで

尽くしたい事柄か


嘘をつく事

その心に抱えた呪縛

そのどちらに背を向けても

あなたはあなただ

世のため人のためと

どこまで自己犠牲に徹するのだ


一人泣くことが大人の責任だと

そう間違えたアンサーに

孤独を感じてないか

死を覚えてはいないか


一寸先の未来のために

過去の積み立てを卸し

喰わせた心情を

優しい同情だと誤認してないか


はてさて

あなたは今

命のどこを歩き

何を得れば

退廃的な構図から

明日を夢見る賢者になれるだろうか


私は分からない

なにせ人の世とは

人より言葉の方が多い


故に意識を研ぎ澄まし

その身にある言葉から飛躍し

切なる愛を体現していけ


それぞ人の真骨頂である。

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