ありふれた 短い会話の 詰め合わせ②

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Q.好きな色は何色ですか?


悠心ゆうみ:水色系統。いちばん好きなのは浅葱色だけど、私に似合わないんだよな。

絃葉いとは:薄い赤と薄いピンク!ちなみに体操着の学年カラーは薄い赤!嬉しい!いぇい!

めい:紫色と山吹色かなあ。えっ?さつまいもみたい?確かに……。

小霧さぎり:緑系統かなー。夏場の木っぽくて綺麗でしょー。

八葵やつき:私の髪色。これ一択さ。




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【セミ】


[八葵]「みーんみんみん。」


[小霧]「みんみんみーん。」


[絃葉]「みんみんみんミ゚」


[悠心]「今1匹息絶えただろ。」


[八葵]「みんみん。」


[小霧]「みんみんみーん?」


[命]「えぇ?えぇと……みんみんみん?」


[絃葉・小霧・八葵]「みんみみみーん!!!」ピシガシグッグッ


[命]「えぇ……?」


[悠心]「暑くて頭やられたか。ほら、もう帰るぞ。」


[八葵]「カエルだけに?」


[悠心]「セミだろうが。」




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【濁点】


[八葵]「私の名前って全部濁点付けられて面白いぜ。」


[絃葉]「うんうん。わかるわかる。」


[小霧]「ほらほらやっちー、言ってみてー。」


[八葵]「い゙ぐも゙や゙づぎ。」


[悠心]「なあ命、ここ聞いてもいいか?」


[命]「うん。秋ちゃん、最近頑張ってるね。」


[悠心]「結局避けて通れないからな。やる気ある時に頑張らないと。」


[八葵]「づい゙に゙づっ゙ごん゙でぐれ゙な゙ぐな゙っ゙だ!!!」


[悠心]「数学苦手なんだよなー。」


[絃葉]「悠゙心゙!や゙っ゙ぢゃ゙ん゙可゙哀゙想゙じゃ゙ん゙!」


[小霧]「づっ゙ごん゙であ゙げる゙の゙が道゙理゙っ゙でも゙ん゙でじょー゙!?」


[悠心]「ゔる゙ぜー゙!」


[命]「あはは……」




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【アイスクリーム】


[絃葉]「叫びたいです。」


[八葵]「どうぞどうぞ。」


[絃葉]「アイス食べたいな〜〜〜ビブラート!!!」


[悠心]「買って帰るか。」


[小霧]「あ、わたしあのアイス食べたーい。昨日広告で見た──」


[命]「どれどれ?」


[小霧]「これー。こけすムース、こけムース。」


[八葵]「わぉ。買って後悔しそう。」


[悠心]「私ら手伝わねーからな。」


[小霧]「ひっひっひー。欲しいって言ってもあげないからねー。」


[4人]「(絶対泣きついてくるんだろうな……)」




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【膝】


[八葵]「ちょっ絃、絃葉。ちょっとだけペース落とさない?」


[絃葉]「あ、ごめんやっちゃん!速すぎた?」


[八葵]「ちょっと、……ぜぇ、うん、……はぁ、疲れちゃった……。」


[絃葉]「おっけー!一旦休憩挟もっか!」


[八葵]「助かる……」


[悠心]「おー。何やってんだおまえら。」


[絃葉]「悠心!メイちゃんも!二人ともなんでここにいるの?」


[悠心]「映画観にいった帰りだが。おまえらこそなんでこんな所に?市が違うだろ。」


[絃葉]「やっちゃんと走ってたの!」


[命]「やっちゃん、大丈夫?膝カクカクしてるけど……」


[八葵]「大丈夫大丈夫。私の膝ちょっとゲラなだけだから。」


[八葵の膝]「I'm spent……Please give me water……」


[悠心]「笑ってないように聞こえるが……」


[絃葉]「膝が口ほどにものを言ってる……」


[命]「言語違うんだ……」



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【プロポーズ】


[絃葉]「悠心、プロポーズのリクエストってある?」


[悠心]「そうだな。……いや、特に。どんなやり方でも想いが伝わればヨシ。」


[絃葉]「じゃあ王道でいこっかな!んん゙。……わたしの人生半分あげるから──‬」


[悠心]「今やるのかよ!!!」


[小霧]「ひゅーひゅー。プロポーズだー。初めて見るぜー。」


[命]「(ニコニコしながら拍手をしている)」


[八葵]「そして今ならなんと!八葵ちゃんの人生を半分お付けしてこの価格!」


[悠心]「高。悩むな。」


[絃葉]「ちょっとやっちゃん!わたしの悠心への愛はプライスレスだから!!!」


[悠心]「まあ高くても買うけどな。絃葉だけだけど。申し訳ないが八葵はクーリングオフってことで。」


[八葵]「へっ!どうせ私は当て馬ですよ〜だ!」


[小霧]「百合の間に挟まるやっちー。」


[悠心]「野次馬の間違いだろ。」


[八葵]「野次馬!?……えーん命!悠心と絃葉が酷いんだ!」


[絃葉]「わたしも!?」


[命]「やっちゃん、真面目なプロポーズを茶化すのはよくないと思うな。」


[八葵]「モ゚」


[絃葉]「久しぶりにメイちゃんに叱られた衝撃でやっちゃんが霧散しちゃった!(説明口調)」


[悠心]「八葵のリスポーンまでに何秒かかる?」


[小霧]「大体2180年かなー。」


[悠心]「じゃあ挙式はそん時にして、入籍は早めに済ませとくか。」


[絃葉]「やったー!!!結ばれたー!!!」


《悠心と絃葉、お幸せに──》




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【具】


[八葵]「しゃけしゃけ。」


[悠心]「?しゃけがなんだって?」


[八葵]「ツナマヨ。おかか。チョコレート。」


[悠心]「???」


[小霧]「おー。やっちー、昨日貸した漫画もう読んだんだー。」


[八葵]「しゃけ。」


[小霧]「やっちー、キノコ好きー?」


[八葵]「おかか。」


[悠心]「あー。おにぎりの具で喋る人いたよな確か。」


[八葵]「しゃけしゃけ。」


[悠心]「一日これかよ面倒臭いなあ……」


[八葵]「のり。」


[悠心]「海苔は外側に巻くものじゃないか?あ、佃煮とかか。美味しいよな佃煮入りのやつ。」


[八葵]「水のり。」


[悠心]「のり!?早くペッしろ今すぐペッしろ!水のりは食べ物じゃねーよ!!!」




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【しっぽ】


[小霧]「のうのういいじゃろー?根っこだけ、根っこだけじゃからさー。」


[八葵]「先っぽだけじゃないんかーい。」


[絃葉]「さぎっぽのほうがいいんじゃない?」


[小霧]「さぎっぽって何ー?」


[絃葉]「小霧のしっぽ!」


[小霧]「ぎゃー!しっぽ引っ張らないでー!」


[悠心]「やっぱおまえ猫なんじゃねーか?」


[八葵]「じゃあ私こっちーらお。」


[小霧]「ぎゃー!」


[悠心]「猫又か……?」


[小霧]「あ、あと7本余ってるけどゆーみとめーちんはどうするー?2本ずついけちゃうよー。」


[悠心]「狐じゃねーか!しかも九尾の!!!」


[命]「あはは……」




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【客寄せ】


[絃葉]「人の波引いちゃったな〜。」


[小霧]「お昼時だからねー。みんな食堂行ってるんじゃないー?」


[八葵]「まあこの時間も文化祭の魅力ってもんさ。私らもなんか食べに行こう。」


[絃葉]「いや!わたしは店番を任されたからね!客寄せいのち!!!客寄せいのち!!!」


[八葵]「その意気や天晴あっぱれ──。ほなパンダの座は譲りますもんで。」


[小霧]「じゃーわたしライオンやりまーす。」


[八葵]「じゃあ私はゾウにでもなろっかな。ほらほら、かしこいかわいい客寄せアイドルエレファントのヤツキちゃんでーす。芸達者だよ〜。視界に収めて損がないよ〜。」


[???]「こんにちはー。」


[3人]「へいらっしゃい!!!」


[命]「すみません、学生2枚でお願いします。」


[悠心]「ここ知らない間に動物園になってたんだな。朝来た時は遊園地だったのに。」


[八葵]「聞いておられましたか。」


[悠心]「ほら、適当に食べ物買ってきたぞ。店番真面目にやるなら食べてヨシ。」


[3人]「ワーイ」




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