月並みな 休み時間の 駄弁り合い①

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来い!休み時間の時間だ!(こたつから引きずり出されているあんまんの写真)


めい】ド級の真面目。ノリが悪いわけではないのだが、真面目さゆえにノるタイミングを見逃す時が割とある。

悠心ゆうみ】ノリもいいしボケるのも好きだがほぼワンオペツッコミマシーンなので、必然的に下3人のボケを捌くことが多くなる。

絃葉いとは小霧さぎり八葵やつき】三馬鹿。よくボケるし学生らしいノリが強い。ただ絃葉は寸劇によく参加するだけで割とツッコミ側なんですよね。真性のボケ側は小霧と八葵だけです。




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[八葵]「おっ。」


[悠心]「?どうしたんだ八葵。」


[八葵(?)]「……ねえあなた、面白い‪”‬さいと”‬を見つけましたよ。」


[小霧(?)]「ほう。ばあさん、それは‪”‬すまほ‪”‬というものかいな。」


[悠心]「うわ、またなんか始まった。」


[命]「あはは……」


[ばあさん]「そうですよ。あなたも持っているじゃないですか。悠ちゃんと命ちゃんに持たされたでしょう?」


[じいさん]「そうだったかのう?……ん?その悠ちゃんと命ちゃんってのは誰じゃ?」


[ばあさん]「あなたの孫ですよ。」


[絃葉(?)]「ヘッヘッヘッヘッ」


[ばあさん]「おや、イトも興味があるんだねぇ。」


[じいさん]「老いぼれ犬なのに聡いもんじゃ。‪”‬すまほ‪”‬に興味をもつなんてのう。」


[イト]「ワン」


[ばあさん]「もうあなた。イトは犬じゃありませんよ。ニホンオオカミです。」


[じいさん]「そうだったかのう?似たようなもんじゃろ?」


[ばあさん]「似たようなものではあるんですけどね。」


[イト]「ヘッヘッヘッヘッ」


[ばあさん]「それにしても、イトをもぎってからもう10年なのに、まだ憶えられていないんですねえ。あ、忘れていってるのかしら。」


[じいさん]「ワシも随分老いたもんじゃな。はっはっはっ。」


[イト]「ヘッヘッヘッ。」


[ばあさん]「あら、そっくり。ふふふ。」


[2人と1匹]「(微笑ましい笑い声)」


[八葵]「で、このサイトなんだけど。」


[悠心]「嘘だろ?ここで切り上げるか?」


[命]「ニホンオオカミ生き返っちゃってたね……」


[悠心]「‪というか”‬もぎって”‬ってなんだ。イト果物かなんかなのか?ってたのか?」


[小霧]「何言ってんのー?オオカミは動物でしょー。」


[絃葉]「そうだよ悠ヘッ。オオカミが木ッにるわヘないワンよね?」


[悠心]「おい1人役から抜け出せてないぞ。」


[八葵]「あー……狐憑きですね。もう長くないでしょう。」


[小霧]「エセ霊媒師め。犬じゃよ。」


[悠心]「オオカミだよ。おまえも早く役から抜け出せ。」


[命]「あはは……」


[絃葉]「で、やっちゃん何見せたかったの?」


[八葵]「お、それ聞いちゃう?」


[悠心]「犬も興味持ったんだろ?そりゃ気になるわ。」


[小霧]「オオカミねー?」


[悠心]「似たようなもんじゃろ。」


[八葵]「じゃーん。このサイトなんだけど。」


[命]「えっと……‪”‬コスプレ診断‪”‬?」


[悠心]「どういうサイトなんだ?」


[八葵]「聞いて驚け。なんと、その人の容姿に合ったキャラをネットの海から引きずり出し、そのキャラのコスプレをオススメしてくれるサイトなのだ。」


[命]「すごいサイトだね……!」


[小霧]「ほほう。なかなか面白そうー。」


[絃葉]「なんかすごいやっちゃんが好きそう。よく見つけたねこんなの。」


[悠心]「サブカルに頭まで浸かってるのって、この中だと八葵くらいだもんな。絃葉と命はあんまり知らないし、小霧も腰くらいまでだし。私もコスプレとか全然知らない。」


[八葵]「え?頭って最初じゃない?」


[悠心]「おまえ頭からいくタイプなのかよ。底に固いものでも生えてたらどうする気だ。」


[八葵]「底なんてないよ。ただ身を任せ沈み続けるだけなのだ。」


[小霧]「覚悟して来てる人だー。」


[絃葉]「底なし沼前提の話なんなの……?」


[八葵]「私からしたら創作物なんて全部底なし沼だからね。おっ、もしかして絃葉興味ある?どれ語ってほしい?」


[絃葉]「長くなりそうだからいいや。わたしあんまり詳しくないし。」


[八葵]「ちぇー。引きずり込もうと思ったのに。」


[小霧]「獲物見つけた途端ウッキウキで笑うー。」


[悠心]「狩りする犬だな。」


[八葵]「悠ちゃん、そこはオオカミにしてほしかったわ。」


[悠心]「悠ちゃん言うな。なんかむず痒いわ。」


[小霧]「ていうかいい人見つけたら沼に引きずり込むってそれほぼ妖怪の所業ではー?」


[命]「あはは……」


[絃葉]「やっちゃんやっちゃん、試しにわたしの写真撮ってみてよ。どんなキャラになるのか気になるな〜。」


[八葵]「了解。ほいキメ顔!」


[絃葉]「いぇい!」


[八葵]「おっけー。……う〜む、絃葉ってほんと写真写りいいよね。なんでフィルターほぼ無しでこんな可愛く写れるの?」


[絃葉]「えぇ?お褒めに預かり光栄です?……ってかフィルターかけてよ!?流石に無加工は恥ずかしいよ!?」


[八葵]「加工入れちゃったら顔変わっちゃうじゃん。美肌補正くらいは入れてるから安心して。」


[絃葉]「よかったー……」


[八葵]「ちょっと待ってね、今診断中。」


[絃葉]「ねぇ、わたしってそんなに写真写りいいの?あんまりそんな気しないんだけど……」


[悠心]「顔とスタイル良いからなおまえ。」


[小霧]「顔‪とスタイル”‬は‪”‬良いもんねー。」


[絃葉]「小霧、ちょっと面貸してみない?人気ひとけのない体育館裏の自販機の辺りまで。」


[小霧]「うごごごごご……助けてー、引っ張られるー。フィジカルでクソデカ絃葉に勝てるわけがないー。」


[絃葉]「‪”‬クソ‪”‬は余計なんだけど?」


[悠心]「‪”‬デカ‪”‬はいいのかよ。」


[命]「あはは……」


[八葵]「お、絃葉、結果出たよー。」


[絃葉]「ん、どんなキャラなんだろ。わたしが知ってる子かなあ……」


[八葵]「‪‪”‬あなたに似合うのは、【紲○あかり】のコスプレです!‪”‬だってさ。」


[絃葉]「キズ○アカリ……?ごめん、わたし知らないかも。どんな子なの?なんの子なの?」


[悠心]「ボイ○ロイドだな。見た目は言われてみれば確かに絃葉っぽい。」


[小霧]「よーつーべとかで見たことないー?こんな見た目だよー。」


[絃葉]「ほう?……え、すっごい似てない?」


[命]「ほんとだ、シルエットとか髪型とかそっくり……!」


[八葵]「身長以外は正直マジで似てると思う。寄りで撮ったからちょっと誤認識しちゃったかな。にしても、このサイト本物だ。すごい。」


[小霧]「身長低めの子だからクソデk(ゲンコツ)……絃葉だとちょっとサイズ感合わなさそうだねー。」


[八葵]「まだ中学生くらいの設定だったはずだし、まあそこは高身長成長ifって事でいいんじゃないかな。」


[小霧]「ふむ。解釈の多様性ー。」


[悠心]「にしても面白いなコレ。私にもやってみてくれ。」


[小霧]「わたしもわたしもー。」


[命]「わ、私も!キャラが分かるかは分からないけど……」


[八葵]「まあ順番にやるから慌てなさんな。では個人的に気になる命からいきますか!」


[悠心]「私は気にならないのか……?」


[小霧]「やーくん、わたしも……?」


[八葵]「ちょっさぎ、そのあだ名はマジでやめて……」


[悠心]「なんだそのあだ名。」


[小霧]「やっちーが昔カッコつけてわたしに呼ばせもごごごご……」


[八葵]「ハイさぎ、さぎからいきましょうかね!いやー!さぎには一体誰のコスが似合うのかなー気になるな〜!」


[小霧]「もごもも ごもご もご もごももっ ごも ごごー。」


[悠心]「へぇ。可愛かったんだな。」


[絃葉]「やっちゃんにもそういう時期があったなんて。何歳くらいの時なの?」


[小霧]「ごご もごもごも ごもごもご もごー。」


[悠心]「4歳か。」


[絃葉]「今度ホームビデオとか見せてもらおっかな。映像残ってるかも。」


[八葵]「なぜ意思疎通が図れている!?頼むからやめて、私の黒歴──」


《チャイムの音》


[命]「あ、チャイム鳴っちゃったね。またお昼休みにやろっか。」


[悠心]「‪”‬やーくん‪”についても詳しく聞かせてもらうからなー。‬」


[八葵]「うごごごごごご……」




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【ちなみに……】


悠心→【美○ネル】(合致率80%くらい)

命→【久○凪】(合致率75%くらい)

小霧→【セイ○ンスカイ】(合致率85%くらい)

八葵→【○樹さやか】(合致率70%くらい)


でした。全員似てるのは容姿、雰囲気だけです。

総合的には絃葉(合致率95%くらい)がいちばん似てました。


【話は変わりますが……】


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