第18話〈助けを求める合図〉
°・.*·✿·………………………………·✿·*.・°
思うところがあって…
もしかしたら
桜の下で待ってみた
突如として現れたゴーフ君に
首を振られ…(( ‘ω‘ 三 ‘ω‘ ))
なんだコイツ…と思ってたら
ゴーフ君を掴み再び姿を消した
「
・*:.。..。.:*・︎✿・*:.。. .。.:*・
〜ゴォフ side~
桜の木の上、揺れる花の陰から
その肩に乗り同じく彼を見下ろす
“ みんなのゴォフ君 ” で御座います
『良いのですか?』
「良いのだ…
あやつはもう1人で大丈夫だ」
『
念を押すように問いかけ
『人間同士でも別れはありますよ?
それほどの恐怖が?
愛を受け愛を捧ぐ
これほど美しい物はないのに』
視線を
ショックを受けているのか
肩を落とし、その場から動かない
『可哀想に…
まだ動けずにいますよ』
「……」
『素直にならないと後悔しますよ?
彼が お爺さんになる頃には
「やかましわっ!!!!!」
バシッ!
腹を立てた
大きな声を発し
肩の上の
彼女の悪いところです
クルリと回転
‹‹\(´ω` )/››\( ´ω` )/‹‹\( ´ω`)/››\( ´ )/
ガシッ
「うわっ!? え?」
驚く
「あ……」
目を上げた
木の上の
「
『ぬおっ!まだ動かないでください!
落ちます〜まだ安定してないのにぃ
って言っても聞こえてないですよね
降りますよ〜ウンショ、ウンショ…(ノ゚Д゚)ノ』
降りながら
簡単に言うとUSBメモリのような物ですね
……ちょっと違うか?
決してフィギュアでは御座いません
彼女は念という言葉を使いますが
要するに
必要な分だけ取り出せるように
内部で整理整頓し保管しております
保管した
減少すれば当然ながら
それは
見つけるのが大変なほどに…
なので
ウンショ、ヨイショ…(ノ゚Д゚)ノもう少しですぅ
「
話したい…お願い降りて来て」
『はい降りましたー!ᐠ(°Д° )ᐟヨイショットー!!』
「
『シュポポーンヌッ♪』
彼の約2倍に巨大化いたしました
これくらいは
自分で出来るんです( *¯ ꒳¯*)エッヘン!
『ズンッ…ズンッ…(* ˘o˘)♪』
大きくなっても重さは変わらないので
自ら効果音をつけております
何度も言いますが
ゆっくりと
「うぉ!今度はでかくなった!」
『いい加減 素直になりなさい
「お主に関係ないだろゴォフ!」
『関係ないことはないですよ?
この先もここに居続けるおつもりで?』
「……」
『
あの変な目覚ましラップは
二度とごめんですが…』
「ラップ?」
『コチラの話です、さて?
そこから降ろして差し上げましょうか?
ホ~レホレヾ( ´∀` )ハッハッハ~♪』
「うるさい 黙れゴォフ!」
怒った
短気は損気とは
よく言ったものですね( -∀-)ニヤ
『ああっ!いけません
パァーッ
辺りが光に満ちた
『説明しようっ!(*`ㅂ´)و』
彼女の魔法効果の
その瞬間その場に存在する者には
てなわけで
ゴォフ、叫びま〜す!
「口づけは合図ですよ
「ゴォーフ!!ヽ(ꐦ`Д´ )ノ 」
「えっ?なに?なんか聞こえた…
今の、ゴーフ君の声なの?」
シュポンッ
再び小さくなった
ジロ…(¬_¬ )
『睨んでも怖くないですよ』
「
「イヤじゃ…」
「……なら僕が行く」
「たわけ!この桜は
お主の重さには耐えられぬ!
触れるな!枝が折れるわ、やめい!」
「……なら
「…っ」
「来ないなら…」
太そうな枝に手をかける
「分かった!……分かったから…」
頭を抱える
口の端を上げて微笑む
ビュウッ
「うっ( ノω<`)」
枝からストンと身を降ろす
木を見上げたまま何度も瞬きしている
「あ、あれ?
その姿を下から眺める
「…ここにいる」
『( ゚∀゚)・∵ブハッ!! … うっ!? … ( ´ཫ` )グハッ』
思わず吹き出したら
はい、大人しくしてます…(* ¯꒳¯)
「話とはなんだ?
「うん…好きだからそばにいて」
淡々と言う
ア゙ア゙…( ˊ࿁ˋ )
もう少し言い方があるでしょうに…
「はぁあああああ? Σ(°Д° ll)
何を言っておる!? …正気か?」
驚愕する
ほら…こうなるでしょう?
「
「だからと言って…
お主が言うたのだぞ?
私をそんな風には見ておらぬと」
あ~確かに言ってましたね ((¯ω¯ *)フム
ソレが引っかかっていたのですね
「うん…まぁ、あの時は?
まだなんて言うか…抵抗もあったし?
自覚もしてなかったから…」
「……」
「
好きな理由なんて語りだしたら
どれだけ時間があっても足りないよ
そばにいてちゃんと全部 聞いて…」
オッフ~( ¯∀¯ *)♪
これはにやけてしまいますな
「言ったでしょ? 助けてよ
最後まで面倒みてよ…それに」
目の前で複雑な表情をしている
手を伸ばし引き寄せる
「ぅ…わっ!」
そしてそのまま口づけた
オッ!? (´・∀・`) オ~ッホッホ~♪
じ ↑
│ ↑
ぃ ↑
♡( ˙ ³ ˙ )
ゆ〜っくりと唇が離れる
「み…ゆう?」
「分かる? …助けて欲しいのは
僕が欲しいのは他の誰かじゃないよ」
動揺してますな…( ¯∀¯ )フッ
「それに…
出て行く前に
あれは
…僕が欲しいからでしょ?」
(*´-д-))) ソ~ゥソゥソゥ
流石です
「な、何を言っているんだ…
私が何故お主に合図など…」
それに引き替え なんと諦めの悪い!
「… ε=(・д・`*)ハァ…
だから助けようとしてくれたんだよね?」
「そのようなこと…
お主の勝手な思い込みだ(-ω-´ )プイッ」
信じられない!
なんて強情なんだこの人は!
出逢った瞬間から
心動かされていたくせに〜٩(◦`~´◦)۶
「
気づいてしまったから
知らないフリはしてあげない」
ウヒョー(*ノωノ)♡
聞いてるこちらが照れますな
「っ……⁄(⁄ ⁄•⁄-⁄•⁄ ⁄)⁄
わ、私は人間など…」
「…
「愛する者を失うのはもうたくさんだ
……人間はすぐに死ぬ」
『
まだ忘れられずにいるのですね
さて
・*:.。..。.:*・︎✿・*:.。. .。.:*・
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