第4話 シオちゃん

美咲からシオちゃんは前の彼氏の誕生日に、友人が彼氏に振られ泣いているのが、ほおっておけなくて彼氏との約束にかなり遅れてしまったと聞いた。

シオは彼氏に謝りの電話をしたらしい

電話には知らな女の子が出て

「誕生日なのに、彼氏放置で可哀想、今日は私と彼は、過ごすから」と言われて切られたらしくその後、人伝いに

(別れたい)と聞いたんだと

彼氏と直接話してない別れ方だった。


シオは目立つグループにいてみんなチャラチャラしていたその中でシオが

男の子関係に固い事は他の子も知っていた。

前の彼氏とも何も無かったと聞いた

シオはまだ誰とも身体の関係になっていなかった。

俺はますますシオが気になっていた

クラスの真ん中で6人ほどの女子のグループがきゃっきゃとはなしている

シオもその中にいてでもシオは自分の席に戻ってきた

席にいた俺はシオに

「シオちゃんってまだなんでしょ?」と聞くと

シオは真っ赤になった。

食べちゃいたい。

俺はまたふと、そう思った。


シオに失礼な話しを聞いてから何となく避けられている感じがしていた。

俺はちょっかいを出しつづけた

俺の首には美咲が付けるキスマークがいつもついていて。

シオに

「シオちゃんキスマーク付けたことある?」など聞いてみたり

「シオちゃん前の彼氏とキスはしたんだよね?」など聞いた

その度シオは顔を赤くして、からかっているのが可愛くて仕方なかった。


シオは学校を休みがちで、だけどサボってる訳でもなさそうで、、

反して俺はただ、面倒で学校をサボってばかりいた。

「ねえ?シオちゃんなんで?学校休むの?」と聞くと

シオは黙ってしまった。

「俺なんか、悪い事聞いた?」と聞くとシオは

「ごめん、平気だよ。ただ、親の体の調子が良くなくて」と言った

俺は思わず

「なんか、ごめん」と言うと

シオは

「謝る事じゃないよ」と言った

なんだかミステリアスな雰囲気を持ち

少しいつも気だるそうで、でも何となく、大人っぽい雰囲気を纏うシオ

(なにかしてあげたい)そう俺に思わせた、前の彼氏はどうだったのだろう?別れて本当に良かったのか?

まだシオの事が好きなんじゃないか?

そんな事を考えたりした。

よく考えると、先生はシオの家庭事情を知っているようで、なにかよく職員室に行っていた。

俺はシオをよく知らない

もっと知りたい

でも素直に話しをしたり出来なかった

だいたい俺には彼女がいたし

彼女は束縛がはげしく、シオといつも話していたら、いつ文句を言われるか分からなかった

「ねえシオちゃん連絡先交換しない?」と俺は聞いた

予想通り

「彼女に怒られるよ?」と言われたが

俺は食いついた

「いや、変な意味じゃなく仲良くなったし友達として、俺もさ彼女の事とか相談したいし」と

シオは固いけど素直だ

「なら、いいよ」と言い連絡先を交換した。

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