儚くて素敵な物語でした。絵本のような語りででもとても心に響く物語です。自分なら飲むかどうか考えさせられました。飲んじゃうかもしれないですが、飲まない決断をして抱えて生きていきたい気持ちになりました。
都合の悪い半面を取り消したら、大事な半面も消してしまうのでしょう。それでも、耐えがないほどの痛みを知ったなら、カール博士を頼るのもいいかもしれません。
忘れたほうが楽になる悲しみもある。しかし忘れてはいけない、大切な悲しみも。。
発想が面白かったです。少し裸の王様を思い出しました。大人は目の前のことしか考えませんが、子供は違います。無垢故に、死んだ母親のことは忘れたくないとおもうのでしょう。博士の思いの移り変…続きを読む
生きていれば、いいことばかりとは限らない。嫌なことも悲しいこともある。その負の気持ちだけを忘れることができるなら……。でも、本当に忘れてしまっていいのですか?心に刺さるショートストーリーです。
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