第17話 マイクロプラスティックって気にしてどうするの?

 そういえばマイクロプラスティック問題なるものもありますね。5MM以下のプラスティックが世界中に巻き散らかされている問題です。


 人体からも発見された、人間はクレジットカード1枚分のプラスティックを取り込んでいる云々です。ですけど、具体的にどう身体に悪いかわかりますか?結論から先に言えば、マイクロプラスティックは人体にほぼ影響がないそうです。


 もともと海洋生物の胃から出るポリ袋や釣り糸の問題。これは具体的に自然破壊でした。プラスティックをばらまくのは良くないのはわかります。


 ただ、いつのまにかマイクロプラスティックが生物の体内から…となって、人体からも検出が…人体に悪いかも…という印象が植え付けられます。目に見えないだけに、直接原因がないけどなんとなく健康に悪いっぽい印象が先行して行きます。


 よく福島原発のことを風評被害といいますが、風評でもなんでもありません。事故は実際あったわけで放射能が飛び散ったのは事実です。農産物や水産物の消費者のリスク管理上、一次選択から漏れるのは当たりまえです。基準云々安全なのはわかります。その通りなんでしょう。それでも一度原発で事故が起きればそういう判断にならざるを得ません。散々広島・長崎の悲惨さを伝えてきたのは国です。それを消費者のせいにして東電や国の責任を免れるために「風評被害」という単語を便利に使っています。


 じゃあ、マイクロプラスティックは?人体に有害だというエビデンスはどこにもありません。最近になって「悪い…かも」という研究結果が出されていますが、それ以前から知られていたプラスティックの研究ではそんなことはどこでも言ってません。


 まして、我々の生活にプラスティックはいっぱいあります。というかあらゆる製品に使われていると言っていいでしょう。そこから空気中に飛散するプラスティックから体内に取り込まれる量の方が多いとも言われています。海洋生物のプラスティックだけ気にしてもどうしようもないです。まさに「風評被害」です。


 そもそもサプリやクスリを飲んでいる人は、カプセルはプラスティックだし、薬そのものが化学物質の塊です。外食や加工食品で食品添加物という化学物質を大量に摂取しています。いまさら、マイクロプラスティックを気にしてどうするの?という話です。


 先にペットボトルの使用は規制しないんだ?食品のタッパーは?コンビニの弁当容器は?ストローだけ規制してどうするのって思いませんか?

 プラスティックの原料であるビスフェノールA(BPA)という物質が、自閉症に関わっているという研究があり、本当なら「食品容器に使う事」が問題ですが、これもやっぱりよくわかりません。


 じゃあ、なんでこんなに騒ぐのか?もちろんプラスティックが石油から作られるからです。


 日本のプラスティックの海洋投棄は2万から6万。中国は132万~353万トンです。2位のインドネシアが48~129万トン。日本は30位です。日本のプラスティック製品なんて規制する必要がまったくありません。リサイクルをもっと推進しましょうだけで十分です。


 要するに「石油」が悪いという事が言いたいだけです。それとまあ何かビジネスのネタを見つけるだけでしょうか?「プラスティック廃棄権取引」が始まる日も遠くないかも。











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