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  • 第54話 出発への応援コメント

    感想が遅くなってしまってすみません!
    紅白の大テントで繰り広げられるサーカスみたいに、夢と感動を与えてくれる物語でした。あまりにおもしろくて、後半からは一気に読んでしまいました。

    オープニングショーはネロとケニーが巻き込まれた銃撃戦。アクション映画のワンシーンを見ているのかと思うほどスリルがあって、ずっとどきどきしていました。
    ネロがクラウンを目指し始めてからは、レオポルドの火の輪くぐりや、ホクの披露していた火吹きの芸を見ているようでした。ネロのクラウンになりたいという気持ちは炎みたいに鮮やかで、力強さを感じました。
    列車をおりてネロ──アヴリルが一人でオーロラに会いに行くことになってからのストーリーは、危険な綱渡りのよう。それでも彼女は培ってきた芸の技術で周囲の人を笑顔にして、感動させる。途中から自分もアヴリルと一緒に旅をしているような気分になっていたので、ラストショーを見て胸がじーんと温かくなりました。

    私はこれまで生きてきた短い時間の中で、絶対にこれがしたい、これになりたい、と口に出したことがなかったんじゃないかなと思います。自分なんかじゃどうせ何もできないし、あんまり気持ちが強いと失敗したときのショックが大きいに決まってる。だからなるべく期待しないように、そんな消極的な考え方しかしてきませんでした。
    だけどこの小説を読んで、せいいっぱい夢を追いかけていく勇気をもらえました。
    アヴリルみたいな強い女性になりたいです。

    素敵なサーカスの旅をありがとうございました!!

    作者からの返信

    沢田こあきさん

    素敵なコメントをありがとうございます!
    胸に染み入る言葉の数々……感無量です。  

    この作品を書きながら、ライオンガールがこれから未来を生きる中高生の心に響く物語になればいいなと感じていたので、沢田さんが何かを頑張りながら生きる希望を与えられたのなら作者としてそれ以上に嬉しいことはありません。

    アヴリルは最初、人の目を気にして普通の枠の中におさまることで安心感をおぼえています。その様子をみているともどかしいのですが、もしかしたら多くの人が共感できるのではないでしょうか。

    一歩踏み出すのはいつも勇気がいりますよね。私もこの作品を書く前は失敗を恐れてなかなか書けずにいました。

    でもチャレンジしなければ絶対後から後悔します。リスクをおかしてでも挑戦して良かったと今は思えます。

    1人の少女が辿るサーカスと命懸けの旅の物語を終着に導くことができ、こうして素晴らしい感想をいただけたのですから(*^^*)

    この作品がこれからを生きていく糧になりますよう、遠くから祈っています。