医者「あの木に豆腐をぶつけたらどうなります?」死因の話

 このエッセイで亡くなった祖父を散々ネタにしているが、そこは一応スピリチュアルカウンセリングによって意向を聞く努力をしているので不謹慎さは諦めて願いたい。


https://kakuyomu.jp/works/16817330667155391132/episodes/16817330667460071297


 そんな祖父であるが死因が不明だった。

 母に「事故だとか事故に見せかけたアレだとか、結局なんなの?」と聞いた時の医者の言葉である。


 山での事故。

 その死には不可解なものがあり…? みたいな情報しか私は知らない。


 父母の仲は良くはなく、父の兄弟も多いというくらいしか分からないし何人いるのか分からない。

 だから関係性は近いのに知らない親戚は多いと思う。


 で、だ。生きてる親族のことも分からないのに、死んだ親族についてももちろん分からない。

 直球で上記の質問をしたところ、山で頭を木にぶつけた、というのが事故の内容である。


 そんなことで人が死ぬものか、とくってかかったら窓から見える木を指して医者が言った。


「あの木に豆腐をぶつけたらどうなります? そういうことですよ」


 と脳みそを豆腐に例えて教えてくれたらしい。


 私はもう「へぇ、そりゃ死ぬね」としか言えなかった。医者って頭良い人が多いからたとえが分かりやすいですね。

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