第4話初戦闘!

ー前回のあらすじー

元気いっぱいの中二病、朝貝栄一は異世界に転生ができたことに喜びつつ、

自分のイカれたステータスを確認し驚愕する。

そして、これでやっと悪役ムーブができると歓喜しながら拠点づくりを始めるのだった....。

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「やっぱり、秘密基地といったら見た目は洋館がいいよな〜。」


こう、謎の地下室があるみたいな感じでね!


ああ、ちなみにこの体のスペックについてわかったことがあるのだが、やっぱすごいね。4時間くらいずっと歩いてるけど全然疲れないもん。


「上質な木材を探さないとなぁ...。存外、魔法も使い勝手が悪いし。」


周りに木はたくさんあるがどれも細い。なので魔法を何個か作ってみたが、木を育てる魔法は作ることができなかった。

でも、<闇の手シャドウハンド>っぽいのは作ることができたよ!やったね!


「でかい木、でかい木、ってあった!」


なんか開けた場所に縄文杉か!ってほどの大きさの巨木があった。

なんだよぉ〜。必死に探して損したわ!


「よし切ろう!...ってもう夜じゃん...。」


集中しすぎて気づかなかったが、もう周りは真っ暗になっていた。


(仕方ないし、コイツを切るのは明日にして今日はもうここで寝るか。)


そのまま巨木に近寄り、横になる。


「やっぱ異世界だな、月が2つもあるよ。」


俺の視線の先には、いつもの見慣れた白い月と赤い月がある。


「しっかし、いい木を見つけたな〜。」


匂いも金木犀ほどじゃないがいいし、硬いし、そして手触りもなめらかだ。

さらに正面には鬼みたいな顔があり迫力満点だ。


(んっ?顔?)


俺がそう疑問に思った瞬間、口のような部分が開き....


「グオオオオオオオッ!!!!」


「きゃああああああああああああああ!」


こっちに向いて叫んできた!


「やっ、やべえ!トレントだったのかッ!!」

(お、落ち着け、恐らくあいつはここから動けないハズっ!ということは離れればひとまず安心...)


「ヌンッ!」


そんな俺の考えをあざ笑うかのようにトレントは根を土から抜き、足のようにして走ってきた。


「嘘でしょ!?クソッ!シっ、<闇の手シャドウハンド>!」


「グオッ!?」


俺がそう唱えると近くの影?から巨大な腕が出てきてトレントを拘束した。


「こ、これでしばらくは安全だな。」


「グオォォ.....」


トレントが恨めしそうにこちらを見つめているが無視だ。


(っていうか、俺ってどれくらいの強さなんだろう?)


さっきはとっさに逃げてしまったが、レベル999もあるのだ。普通に戦ったら勝てたのではないだろうか?


「そうと決まれば実験だ!」


俺はゆうゆうとトレントに近づき、拳を振り上げる。


「すみませんが、科学のためですっ!」


「グオ?グ、グオッ!?グオオオッ!」


トレントは「殺られるッ!」と思ったのか急にわめき出したが、そのまま拳をトレントの顔?に打ち込む!


「おらああああああ!!!!!」


するとトレントの顔面はきれいにぶっ飛び、後ろの山まで吹き飛んだ。





...........テヘッ☆










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*あとがき*

読んでくださりありがとうございます!

「面白いッ!」「主人公狂れてる!」「先が気になる!」と感じた方はぜひレビューをください、励みになります!

ちなみに、この世界では魔法を使うためには、集中力とイメージが必要です。

設定2ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この世界の魔法の属性は「光」、「闇」、「火」、「水」、「風」、「土」、「無」などがあります。<闇の手シャドウハンド>は闇属性です。

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