第34話 私

夜 缶コーヒーを飲みながら 悲しみの海に浸る

気持ちいいから そのまま眠って

溺死してしまいそう


夕方 自分に失望する 悔しさをぼろぼろの顎で噛みしめる

このままだらだらと生きていても 心の光が消えていくだけだから


私は命をかけて 書き続けなければならない

書き続けなければたどり着けない どこへ行きたいのかすらわからないけれど





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