異世界で暮らすとこうなる。

虫の息以下

第1話 村での一日




 ピョロピョロと尾羽根長く、羽毛のふくよかな鳥が鳴く。


 見渡す限りの畑風景に、荷車の車輪のわだちがついた畦道が一本。防風林と思しき規模の竹林に、まるっとした見た目の低木が畦道から竹林の中にまで続いている。

 竹林は背にある山の裾に繋がっていて、麓は日差しが入りやすい青い竹と針葉樹の幅太の樹木と林立し、緑の繁みと暗く溶けあっていた。


 鳴いていた鳥は三眼のひとつを閉じており、開いているふたつの目で左右を見渡しながら、針葉樹の幹に巻きつく蔦に成る膨らんだ実をのんびりと啄む。

 ひとの手の入らぬ山に棲む鳥は、沢の染み出した水に濡れた地面に鉤爪をくい込ませ、水気をたっぷり吸った苔も嘴でむしった。


 そこで畦道の先からバタバタとした駆け足の音を聴きつけて、閉じた一つ目をそのままに、ふたつの目で音源へ視線を流した。


 竹林と山裾の境にある沢は防風林の中で完結している為、人の住処すみかへとは流れない。心得ている地元民は、この先は滅多に入らない故に、鳥も駆ける子供を何処へ向かうのか確認しただけで、シャワシャワと移動する苔の群を鉤爪で捕まえてまたむしり食べた。







 ここはケツァール地方。他に七つの地方が集まるコートル共和国と言う名の国である。


 ただ、この国未踏の地が多すぎて尋常ではないほどに広い。地方越えが国境越えに匹敵する。

 地方ごとの気候に因って特徴が顕著でもあるので、行き来のしやすさと広さで分かりやすく番付されており、地方名より番付で呼ばれることもある。

 商人や探険者のような世界を渡り歩くような者でもなければ、滅多に地方を出ないのである。


 七の地方の中で大きさから二番目に番付されているケツァール地方は、年中亜寒帯気候で植物の植生が豊かな地方だ。ほぼ自然に呑まれていると言ってもいい。


 さらに神力の豊富な水源がここそこで湧くことから、薬になる草花の栽培が盛んに行われている。貴重な植生が多い為、その植生に応じた希少な獣も多く、これにより、ケツァール地方民の特徴と言えば《花の女神》の信徒が地方七割を占めていた。

これらの信徒はほとんどの者が自然を尊重し保全する派、他文化には寛容で社交的ながらも己の時間を有意義に過ごすことに重きを置く。

 その派生で装飾文化に長け、草花をモチーフにした華やかな装飾品、特に草木染めなどのマクラメは国内に留まらず他国でも人気がある。


 自然愛好家な研究者や未踏の地を探索する上級探索者、装飾品に魅了された商人がこぞって住むから、有権者にはこれらの人物も多いので、他国からの利権にも強い。まさに自然の草花のように柔軟で強く美しい地方という印象と言えた。


 そのケツァール地方唯一の都市、エキナセア。


 都市名に使われているエキナセアはケツァール地方の代表的な薬草だ。万能抗体を持つことから様々な薬の素になる。

 この都市から、エキナセアの栽培畑や神力の滲む肥沃な農耕地が広がり、村落が村単位である。

 街から荷車で半日の距離にあるそのひとつノシュ村。

村から面単位の栽培畑を越え、川を渡った橋の先にある《ヌシ》の棲むエトリ山を背後に抱えている。

 エトリ山の《ヌシ》は、立派な二本の枝角に草花咲いた長毛の砥草鹿とくさじか姿で現界しており、基本的に山腹の渓谷に居る。

 大陸の目である《ヌシ》の見た目は様々だが、神力を宿し、気分によって身体からも草花を生やしているのが特徴で、敬虔な村人は定期的に祈りを捧げる。


 そのエトリ山の裾の幹太い針葉樹混ざる竹林の中に、村から外れた家が一軒あった。

《ヌシ》のお膝元で都市に向かうより安全と認識している四人の子供は、この一軒家に向かって駆けていく。それぞれ手元には草で編んだ籠を持っていた。


「ノックス~!お使いある~?!」


 一番年上の若草色のふわふわ頭をした子供が一階半の外階段を上がって、高床式木造の山小屋の木製扉を遠慮なく開けた。

 扉を開けるとならし固めてつるつるにした広い土間に上がりかまちがある。この辺の間取りでは見ない変わった作りのスペースには、かまどひとつと、人が入れる大きさの洗い桶、乱雑に積まれた木箱が端に寄せられている。

 吹き抜け天井に横断する梁からは平編みしたつたが棚のようにたくさんのポケットを作り、これまた様々な薬草や鉱物が入れられて通気性が良さそうだ。上がり框の先の板張りには作業途中で放置された薬効道具が散らばっていた。


 子供たちはそれらに触ることなく「ねぇ、ノックス~!」と名前を呼びながら、板張りに手を着くと望んだ人物はどこだと探すように飛び跳ねた。

 簡素な机ひとつに、背もたれのない丸椅子一脚、壁一面の収納には子供たちではなんの用途に使うかも分からない素材や品物が所狭しに納められているから、いつも溢れやしないのかとヒヤヒヤしないでもない。

 奥にも部屋があるのでそっちかと「おーい!」と声を張り上げる。


 ここの住人はたまに聞いていないふりをするので根気が大事だ。年上の子の真似をして呼びかけの合唱をする年下の子供たちも心得たもので手まで叩いている。

 しばらくすると奥から住人が呻きながら出てきた。


「はぁぁ……。毎回、朝早すぎないか?まあいいけど…」

「遅いよ、ノックス!こっから街まで行って帰るの一日かかるんだから!」

「…ギルドより取立て厳しいじゃん…。お使いはわたしの善意で成り立っているんであって、強制じゃないんだぞ」


 やや吊り目の目尻に暗褐色あんかっしょくの瞳が細められる。健康的な赤みのある白い肌、細いあご、低めの鼻、への字に曲げられた唇、立葵色たちあおいいろの長い髪を小結びにしたノックスは、全体的に薄い印象の成人女性だ。

 その割りに口調が男性的だが、田舎地方では珍しくもないし、職人にありがちと言えばそうなので典型的なと言える。


 ケツァール地方の服によく使われている半立襟の上衣に施されたマクラメ模様は縹色はなだいろで、彼女の色彩もあってか印象の薄さに地味さを加えている。シャツの上の前掛けは少し汚れた革製で丈夫そうであるから、野暮ったさも追加されていた。

 極めつけは、分厚い作業パンツを収めた膝まである革のブーツ。鎧蜥蜴よろいとかげの装甲がそのまま残されており、爪先に金属加工を施されているから厳つさも倍。思わず「完全武装だ!」と一歩引いてしまうような出で立ちは、見るからに我が強そうな職人である。


「そうだね!じゃあ要るもの教えて、買ってくるから!お金はちょうだい!あ!あと、トララフエパン貸してね!」

「……わたしの相棒まで当然のように使うとか。チッチ、お前山賊かよ」


 チッチと呼ばれた若草色のふわふわ頭の七、八歳の少年が言うが早いが、おチビたち三人は歓声を上げて外に出て行ってしまった。

 ノックスは呆れたため息をついて腰のベルトポケットから花硬貨はなこうかを数枚、手の平を突き出して待機していた少年に渡す。


「チッチ…いや、チチメカテクル。司祭様には言ってあるんだろうな?」

「もちろん!じゃなきゃ、おチビたちは置いてきてるよ。ノックスのお使いはおまけ付きだし、トララフエパンに乗れるから、競争率高くてさ。みんな行きたがって仕方ないからお供のルーティーン組んだくらい」

「……まず、わたしに許可をとるってのはお前らの頭にはないんだな?こいつら、いやだなー。手綱は必ずお前が持てよ。チビが手綱に触ったらテコでも動かないように言い付けるけど」

「そういうところだよ、ノックス」


 表情も言動も嫌だと言いつつしっかりした注意をしてくるあたり、人の良さが滲み出ている。

 本人が言うようにお使いは完全なる〝善意〟で、常習化することになった出来事だって彼女の優しさが発端だ。


 チチメカテクルおよびチビたちは孤児である。

 ケツァール地方の特殊な植生には、《花の女神》のお力はもちろん、大陸の目である多彩な《ヌシ》の影響が色濃い。


 《花の女神》が司るは若い娘の性力、花、喜び、機織りなどの職人の工芸や芸能であることから、生き生きとした植物資源が恩恵のごとく咲き乱れる。

 これに追随、あるいは便乗する《ヌシ》は己の居心地がいいように権能が行き渡る領域を増やす傾向がある為、しばしば村落をも侵食する。

 土着に憑き、末端とは言え《ヌシ》は神。神に抗う術のない人間は急な侵食に抗えず、災害に見舞われて大勢が命を落とす。


 その時に親や親類と逃げられれば幸運だが、不運にもひとり生き延びてしまう者もいる。だから保護者のいなくなった子供、チチメカテクルたちの身の上は被災孤児であった。

 もっとも、前述通り神でもある《ヌシ》の本質とは、自然が形を凝ったもので超常的であり意思がある。

 信仰する主神と違い最も身近なこの存在たちに敬虔に対処するのが神殿で、《ヌシ》と意思疎通が可能な感応相生の良い司祭が最低でも一人傍に就いていれば、滅多に侵食は起きない。

 因って、災害が起こる原因としては現界したばかりの調和前の《嵐》か、様々な外的要因で狂い暴走した《台風》が主となっている。


 チチメカテクルは前者にて被災した子で、近隣の村落で同被害に遭った年下の子たちと共に、エトリ山から一番近いノシュ村で、《ヌシ》を祀っている司祭の元に身柄を預けているのである。


 神殿の教義としては、神によって迷った被災孤児の保護も含まれる。

 《花の女神》の信徒が多く暮らすこのケツァール地方であれば寄付も潤沢なのは想像にかたくない。が、都市の神殿支部から配当金が割り当てられているとは言え、村の司祭住む教舎には十人前後の育ち盛りが詰め込まれているわけで、食うに困ることは無いが余分な余剰が無いのが実情。


 ノシュ村の村人だとて己の生活があるし、司祭様には感謝しているが、かと言って商品の園芸や自家消費の農耕で忙しく、孤児だからと目を掛けたり何かをできるわけでもない。

 まあ問題は無いのだしと同情はするが見て見ぬふりが当然の中、若干の変化を齎したのは、どこからか流れてきてエトリ山の《ヌシ》と感応適性があった上、元々の信仰厚い司祭より、何故か気に入られて居を構えさせられたノックスだった。


 しかもノシュ村から外れ、わざわざエトリ山の麓に住まわされているので《ヌシ》の執着が図れるというもの。

 自然こごった《ヌシ》の意思とは人間には到底図り知れないもの。この《ヌシ》の行動には当時、方方ほうぼうで良くも悪くも関心が寄せられた。


 感応できる身近な司祭に聞いても、こちらの意向を奏上することは出来るが必ずしも聞き入れてもらえるかは不明だし、相手の意思は余程のことがない限りはっきりと読み取れないものらしい。

 恐ろしいのは、時に粗相をして記憶や意識を消し飛ばされたり、感応過剰で負荷に耐え切れず、そのまま儚くなる者もいるということ。

 司祭には危険も伴うのに、ごくごく稀に、それこそ雲仙年うんぜんねんの確率で、この危険をすっ飛ばして無条件に好まれる輩が存在するのだとか。


 とてもとてもとてもとても羨ましいと、真顔で歯をギリギリさせていた司祭の顔が本気ガチだったとは、当時そっと司祭から距離を取った孤児一同の言葉だ。

 この〝ノックス事変〟により訪れた変化のひとつが、小さいがお使いなのである。他にも色々と派生した恩恵は多岐に渡るが話しきれないので後にしよう。


 利口なチチメカテクルは図々しさを承知しながら、自分たちを決して邪険にしない彼女に感謝していた。これには嫉妬にギリギリしている司祭も感謝している…はず。と彼は幼いながらも聡明に思っている。


 玄関から出て外階段を降りると、下一階部分は素材加工が出来そうな作業場と練り壁で囲われた獣舎が併設された間取りで、たっぷり敷かれた干し草の上で寝そべっている巨大な生き物がいる。


 体を覆う頑丈な装甲は連結された甲冑を彷彿させ、装甲と繋がる尾の先は骨板の両端が斧型、外側が刃先のように薄く尖っている。幅広の頭部には瞼まで装甲化した円な眼窩、後頭部に二対のスパイクが備わる。ただし厳つい見た目に反し、頬骨から口吻はまるびを帯びており角質化した嘴となっているため、愛嬌心を擽ってくる。


 鎧蜥蜴よろいとかげと言う地竜種に分類される蜥蜴の中でも大型である彼の吻端くちはしを、獣舎の柵の隙間から手を伸ばして撫で、騒いでいるチビたちがいた。


「トララフエパン!」


 獣舎に降りるやチチメカテクルも目を輝かせてチビたちの仲間入りをする。

 名前を呼ばれての触られての子供たちに大人気のこの鎧蜥蜴はノックスの騎獣だ。


 騎獣と言えば、速さ重視で人を乗せて移動するのに向いている脚鳥種あしどりしゅや、荷物の牽引、農耕に従事できる力の強い角馬類つのうまるいが主流のところ、ノックスは女性ながら大型で重量級の地竜種を乗りこなす。

 群れで暮らす習性があり草食類の蜥蜴にしてはやや攻撃性も高い鎧蜥蜴は、見た目通りに非常に防御力に優れている他、警戒心が強く気難しい。この為、軍用向きで個人で所有しているのは珍しかった。


 とくにこのトララフエパンは、都市の防衛小隊にいる鎧蜥蜴とはひと味もふた味も違う。

 まず、軍にいる鎧蜥蜴のように気難しいことなく人間の言葉をよく理解し、こうしてはしゃぐ子供たちに触らせてやるほど、性格が凪いでいて寛容だ。

 次に通常、鎧蜥蜴の装甲は鱗が骨質化した楕円形であるのに対し、こちらの装甲は骨質化した鱗までは一緒でも、首から尾にかけて盾を連結したような甲冑形をしている。尾の先の形まで違い、普通はハンマーのような鈍器型が、トララフエパンのものは斧型で、両端がどう見ても研磨された刃物である。

 極めつけは、ほとんどの鎧蜥蜴の色が黄褐色おうかっしょくなのに、彼は鮮やかな花緑青色はなりょくしょういろだと言うこと。


 ナンバーワンよりオンリーワンに心躍らない男児はいないし、大きい、強い、格好いいの三拍子が揃っている、普段遠目でしか見られない鎧蜥蜴に間近で触れ合える機会とあって、ノックスのお使いは村の教舎の孤児たちの間で常に人気を博している。村の子供たちにも羨ましがられるのでちょっとした優越感がなくもない。


 ついでにノックス曰く、この姿は気を抜いている省エネルギーモードで、戦闘形態バトルフォームになるとまた一段と様変わりするのだとか。

 チチメカテクルは見たことがないのでいつか拝めたらいいと期待している。変身は浪漫だ。

 トララフエパンは元々鎧蜥蜴の変異種であり、エトリ山の《ヌシ》に(強制的に)加護を授かって特殊個体にもなった経緯まで持つ。

 とことん男児の夢を刺激する特別な存在なのだ。


 主人のノックスが現れたことで寝ていた体を起こす行動を開始したトララフエパンの大きさは、ゆうに七メメトルを超え十メメトルにも及ぶ。体重は約八トトン。体高ですら二メメトルもある彼は鎧蜥蜴の平均サイズより大きい個体なので、やはり規格外感が否めない。


 柵はあれどこれは人間が彼に近づきすぎないように設けられたもので、トララフエパンが外に出るのは自由だ。よく分かっている子供たちは誰が居なくともこれより先には行かないで二人を待っていた。

子供たちが触れる位置に頭を置いてやっていた寝床から、のっそり柵を乗り越え、首を伸ばして撫でられに行ったトララフエパンは、要望通り主人に眉間の間を掻いてもらいご満悦である。


「お前が一番いい子だなぁ。ほら、チビども。鞍着けるから離れてろ」

「はぁーい」


 手綱を引かずとも、ノックスが歩く後をゆっくりと付いて動く巨大な生き物を、離れた場所から観察しては毎度感嘆の息をつく子供たち。

 獣舎横の物置から出した、複雑にマクラメ装飾を施された大判の分厚い敷物を背中に敷いて、核抜き済ラージスライム(素材そのまま)を緩衝材に、騎手が乗る鞍を手早く取り着ける。その後、子供たちも乗れるようにと荷物を括る用の土台も固定すれば完成だ。

 無口タイプの手綱をトララフエパンの顔に装着しながら、手振りで子供たちに乗るようノックスが促すと、わいわいチビ三人が駆け寄って垂らされた長い鐙を頼りに順番でよじ登っていく。最後にチチメカテクルが鞍に跨って、手馴れた手付きで長い鐙を自分の足に合うようベルトで調節した。


「エパン、チッチ以外では動くなよ。ちょっかいかける奴がいたらブチのめしていいからな。チッチ、エパンは小隊の獣舎に預けろ。お前の操縦で都市内に入るのはナシだ。わかったな?」

「分かってるよ!ちゃんと着いたらカカマツィン小隊長呼んで、テールカバー被せてもらってから降りるし、何回かやってるんだから大丈夫!」


 お使いのメモを受け取り、自信満々で胸を張る少年にノックスが苦笑を返す。

 まあ歩くのは心得た相棒であるし、しっかりした子だからこそ手綱を持たせる許可も出しているので分かってはいるのだが、つい口をついてしまうのだから仕方がない。

 お使い先も商業ギルドであるから、中に入れば率先して誰かしら声を掛けてくれるだろう。


 チチメカテクルが言った、トララフエパン専用の事故防止テールカバーを鞍に括り付けてから、ノックスは手を振って子供たちを送り出した。


「お使いのあまりで買い食いしていいぞ。一枚多めに渡してある花硬貨はエパンに果物買ってやって」

「わかった!いってきます!」


 合図で歩き出したトララフエパンの上で、子供たちも両手を振って元気な返事をした。











週間依頼ウィークリークエスト:子供たちにお使いを頼もう!報酬:十三時間後、指定した素材を入手】


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