第5話

そして、俺達は旅行をすることになった。


________


「優くん!!海だね!!泳ぎに行こうよ!!」


「うん!!行こうか!!」


_______


前のあの姿は演技だったのだろう。


今の嫁は海を見てボーとしている。


「ねぇ、私はね」


「なに?」


「本当は、泳ぐより眺めてゆっくり砂で城を作りたいんだ」


「そうなんだ」


「うん、前は水着を見せたら喜ぶかなと思ってたから」


否定はしない。


ーーーーーーー

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る