怪盗ファントム2

ネコを愛する小学生(中学生)

第1話 ファントムの子供時代


みんなは、知っているだろうか?この世で最も恐れられている怪盗ファントムも、怪盗になる前の時期があった。

今日はみんなに、なぜ?怪盗ファントムが怪盗になったのかをお伝えしよう。

 第一章 子供の時の暮らし

 少し肌寒くなってき始めた日の朝、ある家からは、「イエーイ!くらえお母さん!」「ムーン。そんなことはしちゃいけません」と、子供の元気ではしゃいでいる声と、それを叱る母の声が聞こえてきた。

そう、ムーン。ジェイス・ムーン彼こそが幼いころの怪盗ファントムなのだ。

この頃の彼はまだ子供であったため、何かすごいことはできなかった。でも、子供の時からよく悪知恵が働く子で、いつも父や母に迷惑をかけていたらしい。

そんな彼でも、時には父や母の支えになっていた。なぜか?それはファントムの家はあまり裕福ではなかったからだ。

父は当時、出版社で働いていたのだが、いつも失敗ばかりで給料が少なかった。多くても大体50マイル(作者が考えたお金の単位で、大体1マイル1000円くらい)もいかないぐらい少なかったので、すごく貧しいわけではないが、裕福なわけでもなかったので、生活が少しつらいくらいだった。そんな時、ファントムは、父のことを励まし、母と一緒にご飯や編み物を作るのを手伝いながら自分は新聞配達を手伝ったり、靴磨きをすることにより、こっそりお金を稼いで両親のお財布の中にこっそりと入れて自分は何もしていないようなすました顔をして生活をしていたのだ。

だからファントムは、そんな優しい一面も持つ思いやりのある子供であったのだ。

                                        つづく

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