第33話


 そういや来週、「ハルモニア学派」の生徒と合同授業があったんだっけ?


 「ハルモニア」には私の友達がいる。


 冷徹非情女こと“アイスモンスター“。


 彼女のことは、私はガリ勉メガネと呼んでいる。


 ゲロが出るほど真面目なんだ。


 たまには外で遊ぼうってカラオケに誘ったのに、勉強道具を持参してくるくらい。



 さーって、メシメシ。


 寮に着くと、“不死川涼子(本名は伏見川涼子)”ことフッシー先輩がすごい形相で仁王立ちしていた。


 どうやら、今日の事件をすでに耳にしていたらしい。


 前回に引き続きだからかなり怒ってた。


 私の「監視役」でもあるしね。



 「あーおーい?」


 「はい」


 「はい、じゃないよね?何したの?」


 「…それはすでに耳にしているとは思いますが」


 「生徒指導室には行ったの?」


 「これからです」


 「ほう。で、ノコノコご飯を食べに来たと」



 左様でございますが。


 長松は今他の生徒の演習でまだ帰ってきてない。


 約束の時間は13時ってことだから、まだ1時間以上もあるんですよ。


 それまではご飯でも食べてゆっくりしようかなーと


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