ガードレールと菊の隣

肩を抱いて傘の中に引き寄せる

右側から感じる気配と呼吸と、

無反応な君の顔と、


君は何を思っているのか全く話してくれない

どういう感情で僕につきまとうのかも

どういう経緯でここにいるのかも

片足がとれて血が滲んだスラックスを引きずって

肩を抱かれて俯いている


僕が君を殺したんじゃない

僕が起こした事故でもない

なのに、なんで君は僕といてくれるのだろう

誰かに殺されてしまった、僕と

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