第16話 エネルギー体

僕はなんでこんな身体で生まれてきたんだろう。

って前にも書いたけどその続きの話をするね。


本当にこれはずっと考えていることだから。


まぁ、こういうのは死ぬまで答えが出ない問いだろうし、前にも言った通り生まれる前に神さまと決めてきたこと、って言ったらそれだけなんだけど。


やっぱり、僕も人間だから辛いときもある。

なんで僕だけこんな身体なんだろうって弱気になってしまうこともあるんだ。


こんだけ何にも出来ないと、心がアッチの世界によく行っちゃう。簡単に言えば現実逃避かもしれない。でもそれは僕に与えられた自由なんだと思う。


僕は意識の世界では、一瞬で宇宙でもどこにでも行けた。全ては自分の内側と繋がっているから。


それが、本当のことかどうか、というよりも僕は何を体験したかってことが大事だった。

その体験によってどんなふうに心が動いて、気付きがあって、感動があって、ってことが大事だった。


そんな風に僕の心はいつも自由に遊んでいた。身体が動かなくても、内側の世界を自由に旅していたら、飽きることはなかったし、楽しかった。


僕たちは、身体は持っているけど、それだけの存在じゃないって思う。魂もあるし、エネルギー体なんだと思う。


僕は実際に色々なエネルギーを感じることもできた。エネルギーはただ何となく感じるだけのこともあれば色や光で感じることもできた。


エネルギーって、キレイに流れていると光が通って明るく感じられるし、

滞っていると光が届かなくて暗くなり、水が淀んでしまったようにドロドロ流れが悪く感じられる。


僕は、たぶん普通の人よりそういったエネルギーがわかっちゃうから、心をお掃除して、自分のエネルギーの流れをキレイにしていたいと思っている。


流れをキレイにして、心がクリアになるとそれは周りにいい影響を与えられるんだ。

逆に心が未解決のネガティブを沢山抱えたままだと、周りからエネルギーを奪うことになる。


目に見えないけど、僕たちはエネルギーを放っている。そして、放ったエネルギーは周りの人に影響を与えて、循環して自分に戻ってくる。僕にはそれがわかるんだ。


だから、エネルギーをきれいにしていることは、現実では何も出来ない僕が出来る努力の方向かもしれない、と勝手に思ってやっている。


僕の心が満たされて、心の中を平和に保つことが、僕なりの世界への貢献だと信じている。


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