悪役令嬢・主人公ヒロイン全員を堕としましても構いませんよね?

四季想歌

第一章 幼少期編

第0話


目を覚ますとそこは見慣れない場所で、物語でよく出てきそうな王宮とかにありそうな内装の寝室。


ベットは広く天幕付き色んな家具が見て取れる。そして何よりも、大学生・・・わたくしが何だか小さくなったような見た目になっている感覚が、なんとも言えない。


そう、ゲームや小説・漫画等でよく見るような光景、私美莉亜はもしかしたら誰かに憑依?転生?と言った類に陥ったのではないか?


そんな疑問が浮かぶと同時に、私の脳に流れ込んでくる記憶その量と押し寄せてくる、情報に頭を抱える。


そして全ての情報・・が収まったと同時に確信・・する。


私は美莉亜・・・出会ってもう美莉亜・・・ではない。今のこの世界での私の名前は、ミリア・オルファーレというこの国の王女で第2王位継承者だ。


何故この世界『この愛の道しるべ』通称『愛しる』と呼ばれる、乙女ゲームの世界に私が憑依転生してしまったのかは、記憶前世からも分からない。


だけど、そんな事は些細な事だ!何故ならこの世界に転生したということは、悪役令嬢にもこの世界のヒロインちゃんにも会えるということ、それが意味するのは、全員攻略できるのではないかと言えることだ。


ゲームではヒロインが攻略対象5人に迫られる有り触れた乙女ゲームだけど、一つだけ乙女ゲームとしては凝っていた部分、バトル要素のある乙女ゲームだということ、魔物や魔族に魔王と言った要素は、RPGやそれなりにあるコンテンツなのだが、それで好感度を稼ぐ要素もあり服が破けたり、色々なお色気シーンなどがあるかなり凝った乙女ゲームなのだ。


そしてその乙女ゲームで本当に、モブ的存在の私王女は、本編で重要視されない所が他国へ売り飛ばされるポジションで、目立つ事は皆無。


だけど、ストーリー上では兄である攻略対象のアルフレッドに、自分より優秀と言わ絞める程に、ヒロインに語りを入れてくる。


なのに、全然で半端ない要素だけ話されてもそれがどうなの?なんて思う事がゲームの中で言われていた。それに私はその制作会社にクレームと評してかなりの長文を手紙として出したら(作文用紙10枚分)運営から、アフターストーリーで王女のシーンの回想とその後のヒロインとアルフレッドの未来のストーリーが描かれたモノがダウンロード版で出た時は、運営も頑張ったなと思ったよ。


そして王女は研究者として描かれている内容が出されていた。そうこの王女何故か最後に盛モリに設定されてこの世界で数人しかいないトリプルキャスターで3属性の魔法を使えるのだ。


その属性が、絶対王位に付けるであろう属性で光・闇とおまけと言わんばかりの風属性持っているのだ。

何故に?と思うだろう。それが乙女ゲームというものなのだ。王位は男が継ぐと言った、王道のストーリーを掲げる様に皆もそれは納得できるのだろう。


だけど、私のようなヒロインや悪役令嬢の絵柄を見て可愛い美人!なんて思う人もいるわけですよ。だから長文を何度も出して(嫌がらせではありません)抗議をしたのだけど。


百合モノとして出されることは無かったから、本当に残念である。だけど、二次創作モノは出てたからかなり捗りましたともええ!!


そんなこんなで、そんな私ミリアは、ここに誓います!!


「この世界の悪役令嬢たちや主人公ヒロインちゃんたちを、私の虜にして百合ハーレムを築いて私が初めての女王になると!それに以前今世の私も男性に興味もなかったようだし、それなら今の私の望みを叶えても大丈夫だよねミリア?」


そういって私は、私に語りかける。


大学生だった頃の思い出や色んな要素をこれでもかと味わった前世での乙女ゲーム、画面越しにしか映し出されないもどかしさがあった事が今や現実となって、こうして時の流れを歩んでいる。


そんな素晴らしい世界に私は感謝しながら微笑む。


色々な要素のあるこの世界で、私が愛したキャラたちを思う存分に眺めて仲良くなってあわよくば色んな事をしたい!なんて思いながら、私は、この今はまだ10歳の体で何処までのことが出来るが、ワクワクしながら、窓の外を見て満面の笑みで


「絶対攻略対象立ちを出し抜いて、ヒロインちゃんや悪役令嬢たちとイチャコラするんだから!!」


そういって私は行動を起こす為に、手始めにフラグやそういった要素を机に置いてある魔道具のメモ帳を開いて、この世界の事を書き記す。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


1:この世界で起きる災厄の対処を狭める。


2:学園で出会うヒロインちゃんと幼少期の内に仲良くなって本編を迎える。


3:お母様の病気を直して悲劇の連鎖を断ち切る。


4:お父様と1体1で話ができるように、お転婆キャラを中止して女王の事実ししつを示す行動を取る。


5:極力お兄様とは争わずに、仲良くできるように行動する。(無理なら放置)


6:最終的には、魔族や元凶となる魔王を倒して、ハッピーエンドを迎えることが最終目標とする。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


私はそう書いたメモ帳を閉じて魔力を流し込みロックする。


さあ、これから起きるであろう悲劇の連続を防いで、沢山の民や私の大好きな人達を幸せにしてみせるぞ!!


そう私はこの国の王女なのだから。





◇◆◇◆◇◆


お読み頂き、ありがとうございます!


より多くの人に読んでもらうため


面白かったと思ったら『♡』や『★★★』とこの作品にフォローに応援コメント、よろしくお願いします!



〈あとがき〉


推しの為、自分の為に行動する王女様はどうでしたか?私皆さんの反応が気になります!!


まぁともあれ、新作投稿してみました!!

(`・∀・)ノイェ-イ!パチパチパチ~


割と最初の頃に上げた感じの積極的に堕としに行くタイプ主人公です。


みんな仲良く完堕ち目指すそんなちょっと?悪どい?お姫様の異世界ラブコメディ見たいな感じの作品です。


この作品と、今最近モチベが高いロリっ子の作品を同時に上げれたらなんて考えています。(ただしかんがえているだけ)


宜しければこの作品も楽しみにしててください!!よろしくですm(*_ _)m


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