想いを共に……。

僕はこの物語を読んで、とても感動しました。

筆者様の綴られる【領主館シリーズ】、そして蜂蜜ひみつ様自主企画【てんとれ祭】参加作品となります。

想いという言葉があります。それはあまりにたくさん世界で使われていて、何気ないと感じられる方も多いかもしれません。でも僕がとても大切に使う言葉です。

気軽に話せる想いもあれば、そっと心に忍ばせ、慈しみ、大切にし、大事にする想いもあります。僕はこちらの物語から「語らない想い」の大切さ、尊さ、そしてその深さを感じました。

人生で「わからないよ」って言えば、誰もが答えを教えてくれるとは限りません。また、明確に答えが出ない事もたくさんあります。気軽にね、何もかも教えてもらえるのは幼い時だけです。

人はそうして「わからない」事に答えを自分なりに探して生きて行きます。それでもどうしょうもない事に対して寂しさを抱える時に、「寄り添う想い」という優しさを知る時があります。

誰かかにね、救われた事ってないですか?

僕はこの物語を読んで、そんな想いを巡らせ感動しました。

お勧め致します。

貴方の、貴女の、その心の奥底に忍ばせている何か、そこに触れる物語だと僕は思ってこのレビューを書かせて頂いております。

宜しくお願い致します( ;∀;)