第2話精神障害になるまでの軌跡②

 社会人になっても、不安神経症は治ることはなく、たまに母に暴言を吐いたりすることもあった。

 そんなある日、一週間飲まず食わずで過ごしていたら、体調が悪化して、意識を失い、救急車で病院へ搬送されることがあった。

 そのあとは、何が起こったのか記憶が無いのだが、気づいたら個室で寝ていて、母が付き添ってくれていた。


 それから、舌根沈下が起こりやすくなり、息苦しい日もあった。

 一か月に一回は心療内科でカウンセリングを受けて、時に脳波などを測定してもらったが、異常は見られなかった。


 やがて、病名が不安神経症から解離性障害へと変わった。

 少し前の記憶を覚えていなかったり、怒りっぽくなって、感情的になるのも解離性障害の一つの病因だそうで、今でも解離性障害という病気と付き合いながら生活をしている。

 

 前の職場では、強い精神的ストレスから吐き気などを起こして、早退することもあった。

 時に鬱に陥り、人とかかわるのが嫌になる時期もあった。

 

 去年の七月に前の職場へ復帰したが、結果はダメで、退職になった。

 またその続きは今度。

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