第22話

「我のドリルを、クラェェェェ」


とにかく、抗哲鋼の元へと向かうそれが、我に頼まれた。依頼だ


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数時間前


「ドリルミサイル!」


謎の地震の後、大量に現れた化け物、ニュースではネメシスと呼ばれていたが、そいつらを倒している最中


「こんなときに、通信か?」


通信というか、コスト不足で、電話になってしまったため、かなりベルがうるさい、ここは後で変えなければ、と受話器を取ると、懐かしい声がした


「お前から連絡とは、軍ぶりか?」


ギアルから電話が、かかってきた。奴とはメギと同じく元同僚といったところか。


「久しぶりの再開は、また後にしてイエローって人が来て鋼が、戦っているらしいの」


我と引き分けた奴も、ネメシスと戦っているのか


「アンタもあるでしょ、あのアザ」


アザ?もしや膝にある星のやつか?


「ああそういえば、おそろいのアザあったな」

「おそろねぇ」


あんまり我と、おそろいが嫌なのか、吐き捨てるようにそして気だるけな雰囲気へと変貌した。


「まあいいわ、鋼が星のある人を集めているらしいの、そうすれば、世界が救われるんですって」


ほう世界が、我の手にかかっているのか


「で?我はどうすればいい?」


言われずとも少しばかり、わかっていたが、思っているのとは違った場合面倒になりそうなので、とりあえず聞くことにした。


「鋼のところに行ってほしいあと、くれぐれも死ぬなよ」


アンニュイな形は保ちつつ、心配をしてくれたのだろうが、死ぬな、か、滑られたものだな


「我を誰だと思っている!」


我は死なない最後の、最後までは

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ネメシスを叩き潰している間に、大事な事実に気がついた。そう知っての通り


「鋼はどこにいるんだ?」


我は、場所を知らない、安請け合いなんぞしなけりゃよかったと、少しの後悔が、染み渡る


「おや?あそこにいるのは、確か」


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「じいちゃん大丈夫か?」


アタイの唯一の家族、じいちゃんをディアモに乗せて、眼の前の化け物を倒していた。


「まさか、家が壊されるとは思っとらんかった。」


奴らネメシスは、何を考えているのかわからないが人のいるところを、無差別に攻撃している。そしてアタイの家も破壊された。


「ラインサーペント!」


ディアモの、羽からヘビのようなビームが、無数に現れネメシスを貫いた。もう少し強いもんだと思っていたが、こんな物か?


「おーいそこの」


アタイが、ネメシスと戦っている最中に何者かの声が聞こえた。


「我の名はリヒターお主も、鋼のところへ向かうのか?」


鋼?誰だそれは…ああっ!アタイをボコボコにした奴か!


「なんで、アタイをボコッた奴のとこにいかねぇといけないんだ!」


あいつは強いきっと、この状況を変えられるでも一緒に戦うのは、アタイのプライドが許さない


「なるほどのお、あやつと一緒に行っても、いいかもしれん」


後ろに乗っている。おじいちゃんが、そんな事をいった。いくらなんでも、急すぎるそう感じたが、後ろを振り向くとおじいちゃんが、光っていた。


「えっじいちゃん!?なんで光り輝いてんの!?」

「話は聞かせてもらった!」


リヒターだったかが、話を遮り叫び始める。大声が過ぎる耳に悪い


「その叔父上も、アザが光っているのではないか?」


アザ?確かにじいちゃんには、星型のアザがあるけどそれが光ってるって言うの?


「いかにも、ワシも賢者の末裔…というか当時の賢者その人なんじゃ」


賢者とは、何の話をしているかわからないがとりあえず、こいつは信用していいらしい。じいちゃんの話を聞いているとそう感じる。


「ほう。やはりか」


あまりに地響きが、鳴り響く何事かと思ったが、そのこたえは瞬時に出た


「あれは、ネメシスでも、でかすぎる」


そのネメシスは、昔のいたと言われているトリケラトプスに、そっくりで、アタイの家5個分くらいのデカさだった。


「我のドリルで、突き進む!」


ドリルで、トリケラトプスの頭に突っ込む。リヒターは、ドリルで何でもできると思いこんでいる変人というのがわかった。


「ドリドリドリドリドリ」


アタイは、だめだろうなと思っていたが、トリケラトプスの頭にヒビが入った。


「嘘だろ?」


その言葉に反応したのだろう、


「我のドリルは、宇宙を超える!」


意味がわからないが、何故か信用できる。アタイは、そのヒビに向かって


「魔導炉展開。ハウリングバスター」


ヒビがついていたのもあるが、もともとでかいだけだったのだろう、すぐに崩壊したり


「それで?我と一緒に来てくれるのでよいのだな?」


答えは決まっている、アタイは、アタイたちの家を取り戻す


「鋼に負けたのは癪だけど、このままいるのも癪だ!だからアタイはあんたと一緒に戦う!」

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