第13話


「やはり手紙を、渡してきたのは貴様か、勇者」


鋼の試合が終わった後で、俺は、手紙に書かれてあった。場所にテンパランスとともに来た。


「半々だったがホントに、来るとは思ってはいなかったよ、メギ」


俺の目の前には、勇者がたっていた。


「罠とも思ったが、で用件とはなんだ」

「白々しいね知ってるんだろ、2個目の聖宝珠を手荒な真似はしたくないんでね、さあちょうだいよ」


白々しいのは、どっちだ。わかっているはずだ


「たとえ知っていても、教えるわけ無いだろ」


勇者は、AOに乗り込み、そのまま剣を振りかざした。


「うぉっとそれがメシアライザー、貴様のAOか」

「ふーん避けるのか今のを、でも今度はどうかなディン」


メシアライザーは、手から電撃を放つ、が対策はしてある


「ロケットパンチ!」


ロケットパンチを上に放ち、電撃を避けた。


「避雷針に、使ったか」

「そうそして、こういうことも、できる」


雷をおびた、ロケットパンチはメシアライザーに直撃した。


「鋼らしく言うなら、プラズマロケットパンチだ」


煙が、覚めると。そこにはメシアライザーの姿はなかった。いや、たしかに当てたはずだ。


「自分で出した。雷でダメージ受けるわけないだろう」


さっきまで、前にいたのに、後ろにいるだと!?


「ただの、高速移動、ってわけじゃないよな」


飛べるのは、知っていたが、ここまで早く動けるものか?


「だか後ろにきたのが、運のつきだ」


そのまま腰を回転させて、テンパランスは、ケリを加えた。しかし


「盾は、偉大だね」


当たっていなかった。いや正確には、盾で防がれていた。


「ゼロ距離ディン」


テンパランスは一気に劣勢に追い込まれた。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

一方そこのこ


「鋼、メギはどこ行ったんや」


4人は控え室で、のんびりしていた。


「ああなんか、手紙見て急いで出ていったよ」


「手紙?」


俺は、メギが捨てた。ゴミ箱にある丸い紙を指差した。


「なにかいてあるの…かし…ら鋼!なんで見なかったの!」


ミスカから、今まで感じたことのない、気迫を感じた。そしてゴルスラも、かなり焦っていた。


「これはまずいで、鋼冬子急いで支度や」


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「へっ勇者の名前は、伊達じゃないってか」


移動が早すぎて、攻撃が、当たらずあたったとしても盾で防がれる、お陰でボロボロだ


「一か八か、鋼にもみせてないとっておき。フロントファイヤー」


テンパランスの胸が光りビームが出た。そしてメシアライザーに直撃し爆発した。


「どうだ」

「同じくだり2回も、させないでほしいよ。まあ盾を破壊したのは、すごいけど。」


メシアライザーの盾は、どろどろにとけていたが、本体は無傷だった。


「嘘だろ」


―――――――――――――――――――――――――――


その頃


「どうしたんです、いきなり」


冬子と俺に、何も言わず、ゴルスラとミスカは、森を赤い車で走っていた。


「あの手紙には、勇者がメギと戦うこと、そして聖宝珠のことが、書いてあったの」


聖宝珠、ああ願い叶うやつ


「そもそも、ワイらは勇者から、聖宝珠をうばわなあかんかった。でもブライは使えんかった」


俺が、いなかったら勇者が、聖宝珠を、使っていた。ってことか?


「そうなると勇者さんのゆめがひどいんですか?」

「そこはわからんが軍の極秘秘密を盗みおったんや」


ゴルスラは、元軍の人メギと、あった時そう言っていた


でも待てよ。勇者が聖宝珠を持っているのに、大会の商品も、聖宝珠?そもそも、持っているのになんで使わないんだ?


「さてと、もうすぐよ」


俺は、なにかを見落としているのか?


――――――――――――――――――――――――――

またかわって


「君が、最強のとっておき、見せてくれたんならこっちも見せないとね」


眼の前の、メシアライザーは剣に、エネルギーをため始めた。経験則だがやばいのはヒリヒリ伝わる。


「我が生命、我が破壊、全てはこの剣に」

「ためが長いんだよ!」


今がチャンスと思い。ロケットパンチを打つと、勇者の回りに風がうごめく


「ロケットパンチが、返された」


そして勇者は、俺ごと切りつけた。


「秘術デッド・オア・アライブ」


テンパランスは、安全装置を切っていた。全力で戦いたかったから、しかしそれが仇になった。


「ちきしょう」


真っ二つにされた。


―――――――――――――――――――――――――


「あのAOは、魔王軍の残党の時の」


そんな場合ではなかった。眼の前で、テンパランスは、倒れていた。俺達は、すぐさまメギに駆けつけたがメギは、重症おっていた


「ディン」


四人のすれすれの所に、雷が落ちる


「まぁ今殺さなくても、君は、大会で倒せるからさ、ばいばい」


そんな事を、ぐるぐると、考えていても拉致はあかなかった。メギは真っ二つに、なって倒れていた。


「メギ大丈夫か、いま救急車を」


無理だやめとけ


「でも」


「俺のからだのことは、俺がよく知ってるだからこれを」


メギは、聖宝珠とピストルを、取り出した。


「これはピストル、とこれは!」

「だ…いじ…にな」


そして、メギは、死んだ。


「おい嘘だろまだリベンジできてねぇのにくそくそ」


だが一つ。わからないことが、あった


「なぁ、なんで聖宝珠が、ここにあるんだよ!」


明らかに、おかしい、大会の、チラシに書いてあった。聖宝珠と、同じものが手の平にある


「鋼、聖宝珠は3つあって、始めて機能するのだから」

「じゃあ俺を、騙してたのか」


俺は、いいように使われたのか?勇者を、倒すために俺は、俺は、だとしても、やつを倒さなければ、俺はあいつに


「やらなきゃやられるなら勇者は、俺が倒す。」


顔が、ぐちゃぐちゃになりながらそうさけんだ。


「なら倒しなさい、倒しまくって。」

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