救世主症候群シリーズ解説文置き場

秋犬

【概要】

 この記事では「救世主症候群シリーズ」の概要、あらすじなどを紹介します。


【概要】


 ジャンルは「異世界×ミステリー」の主にホワイダニットで、事件編と全容編、解決編の三部作になる予定です。


 舞台は異世界なのですが、中世ヨーロッパ風というより19世紀くらいの産業革命後くらいの文明水準で国同士が争っている世界です。その中で主人公が誘拐、殺人などを次々と行うのですが一体どうしてそんなことをするのかというのが全体の主な内容です。


 事件編では事件の概要とその前後を主人公以外の視点から描き、その後主人公の不審な行動の原因を探求していくことになります。全容編ではほぼ全面的に主人公の視点になり、事件編で明らかにならなかった主人公の行動や動機が明らかになります。解決編では全容編の直接的続編で主人公以外の不審な行動をしていたメインキャラの動機などが明らかになり、この作品の全ての謎が判明する予定です。


 現在は第二部の「特務予備隊編」を連載しています。第一部では「懐旧編」に相当する部分です。


【作品】

第一部:救世主症候群・事件編【DEPENDED】

https://kakuyomu.jp/works/16817330656813658108


第二部:救世主症候群・全容編【ADDICTOON】

https://kakuyomu.jp/works/16817330664310915681


第三部:解決編(予定)


【全体のあらすじ】

 リィア国軍上級騎士三等のティロ・キアン。天才的な剣技の腕を持つが極度の閉所恐怖症と不眠症を患い、不遇な人生を歩んできたようだった。彼が「発起人ライラ」と画策してリィア国へ反乱を企て、上司の娘をさらって亡命するに至った理由は一体何だったのか。発起人ライラが招集した反乱軍、ティロが企てる一家殺害事件、オルド国でかつてあった御家騒動に「死神」と呼ばれる謎の兵士、そしてエディア国を滅ぼした災禍。複雑に絡み合う事件の裏側に隠された真意と真相は何だったのか。そしてこれは「友達」と「家族」の話。


【作品の特徴】

 異世界ですが魔法や他種族といったものは登場しません。生き物や文化レベルなど多少の違いはありますが、物理法則や時間の進み方などは現実世界と一緒です。


 本作はとある半島が舞台になっていて、そこにあった5つの国家の侵略と反乱が中心になっているので戦記物としての性質もあります。この世界の人はとにかく剣技が大好きで「男なら剣を持つもの」と言うくらい剣技が盛んであるため銃火器も存在しますがあまり登場しません。基本的に戦闘はほぼ剣です。


 そして復讐劇であるため、非常に精神的に参るような描写が連続します。登場人物のほぼ全員に何らかの人には言えない事情があり、かなり複雑に絡み合ってきます。また話の性質上非人道的かつイリーガルな描写も多く、特に主人公の行動には目に余るものがあります。事件編1話「旅行」で主人公に不快感を持った方は素直に読むのを止めることをオススメします。



【登場人物紹介】

ティロ・キアン

本作の主人公。天才的な剣技の腕を持つ反面、極度の閉所恐怖症と不眠症を患っている。故郷は災禍に見舞われ、全てが焼き尽くされたらしい。


発起人ライラ

ある日ティロの前に現れた謎の女性。可哀想なティロを助けるために各地の反政府組織を繋げて、反乱を画策する。


シェール・オルド・アルフェッカ

本作の準主人公。隣国のクライオでかつてリィア国に侵攻されたオルド国の残党を中心とした反政府組織の代表。


 基本的に話はこの三人を中心に展開されます。他にもいろんなキャラが登場して場を撹乱していきます。


 本作の特徴のひとつに「登場人物に沢山の役割が存在する上に誰が誰だかわからない」というものがあります。また非常に情報量が多く、登場人物の関係性や行動の目的、どこで何をした結果どうしてそうなったのか、というものを把握することが大事になってきます。そのため各章解説に登場人物の動向を簡単に記載していきます。

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