その光明に用がある
暗闇を否定するのならば
ただの針ひと刺しでいい
一筋の光が差せば
わたしはカタチを取り戻すから
夜の
孤独はないと 煌めく彼方
膝を抱き 掴む衣服でさえも
誰かの支えにあるのだと知る
明日という存在は
本当はなく
今日が重なり昨日になるから
真っ暗闇な明日が怖くて
輪郭さえも見失う
その光明に用がある
ひと刺しの抗いを
希望と
爪を立てた今日の終わりに
眩しいくらい
目を焼くくらい
わたしのカタチを消すほどの
こころを覆った暗闇が
夜の帷と思える内に
星々がまだ見えている内に
その光明に用があるんだ
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