六日目

第9話

 今日もいつも通りの朝のルーティンを熟しゴブリン狩りへと出掛ける。

 ゴブリン狩りの途中で魔力がさざめく感覚を憶える。

 恐らくだが昨日邂逅した若者が近くで魔法を使用しているのだろう。

 なので、そちらの方角には近づかずにゴブリン狩りをしていこう。

 本日午前の成果はゴブリン八八匹。

 そして今日も取得経験値が上がっていた。

 私としては取得経験値が増えるので良いことなのだが、この数日全くレベルを上げていない人からすると驚異以外の何者でもないだろうな。

 ま、まずは自分のことが最優先と。

 お昼になったし一度自宅に戻るか。


ステータス

 伊勢開成

 レベル69

 SP11

 スキル

 身体操作5

 身体能力強化4

 魔力知覚4

 魔力操作2

 索敵4

 隠密4

 経験値5/69


 昼食を食べ食べた後はSP割り振りの時間だ。


ステータス

 伊勢開成

 レベル69

 SP4

 スキル

 身体操作5

 身体能力強化4

 魔力知覚4

 魔力操作4

 索敵4

 隠密4

 経験値5/69


 まだ魔法のスキルは憶えないか。

 ま、気長にやっていきましょうかね。

 では、午後もゴブリン狩りだ。

 午後のゴブリン狩りの成果は八四匹だ。

 ホントこの町もすっかりゴブリンだらけになってしまったな~。


ステータス

 伊勢開成

 レベル76

 SP11

 スキル

 身体操作5

 身体能力強化4

 魔力知覚4

 魔力操作4

 索敵4

 隠密4

 経験値29/76


 自宅に戻り夕食を食べお風呂に入りSPを振り分ける。


ステータス

 伊勢開成

 レベル76

 SP1

 スキル

 身体操作5

 身体能力強化4

 魔力知覚5

 魔力操作5

 索敵4

 隠密4

 経験値29/76


 大分魔力の近くと魔力操作の骨が解るようになってきた。

 身体の外の魔力を操作する時は、体内の魔力と混ぜ合わせた方が操作しやすい。

 とはいえ、これがなんの役に立つのかは未だに解らないのだが。

 魔力操作が向上すると言うことは、それだけ魔法の制御にも繋がることだろうし、無駄な事ではないはずだ…たぶん。


 二〇二〇年一月六日二四時、今日もまた黒い渦が発生しゴブリンがそこから発生する。

 それと同時にこの世界の魔力量が増えていく。

 伊勢開成はこの事に気付無かった。

 魔力が濃く見えるようになるのは、スキルが成長しているからだと思い込んでいたからだ。

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