第拾伍話 戦線崩壊

彼らは、外なる世界の為政者を、主と拝んでいる。

ある日、黒き竜があらわれ、真っ赤な炎が大地を焦がすのを見た。黒き竜には、全ての命を奪う権利が与えられた。


底知れぬところの蓋が空いて、幾億の獣が放たれた。

すると、幾億の獣は、あらゆる命を食らい尽くしていった。


黒い月が、太陽に覆い被さるのを見た。黒き月には、人々から希望を奪う権利が与えられた。

そして、黒い月の光で、空も世界も暗くなった。




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 ルノレクスは一路、モスクワへと向かう。低空を翼を羽ばたかせること無く滑空し、朱き鱗粉を振り撒き死の炎を後に残しながら。


 先の宣告は全世界に轟き、あらゆる場所に混乱を生んでいる。


 ニューヨークで、モスクワで、北京で、東京で。何が起きたのか分かりかねた国民達は情報を求めて奔走する。政府首脳部も、情報収集に必死だ。


 そんな情勢に在りて、ロシアは比較的に冷静であった。レーダーサイトが巨大な影を捉え、第一混成戦闘爆撃航空団がスクランブル。モスクワに最も近い予備防御陣地から部隊を引き抜き、対応に当たろうとモスクワに向かう。


「すげーなこりゃ。どんな微弱なレーダー波でも簡単に探知できちまう」


 カノーネ隊一番機、[グリフィン]はレーダーを弄りながら呟く。


『これじゃ、ただの的当てゲームね』

『というか嵐も来ているじゃないか。肌が荒れてしまうな』


 続いて[キャンディ]、[リンドヴルム]が口を開く。


「つーかリンドヴルム、お前軍人の癖してスキンケアとかしてんのか?」

『悪いことではないだろう。別に軍規にスキンケアをしてはいけません、なんて書いていないからね』

『そういう問題じゃないと思うのだけれど』


 適当な会話を続けていると、兵装管制官がミサイルの射程に入ったことを伝える。今回は敵が飛行目標であることを加味して、AIM-7スパローをハードポイント一杯に積んである。


 撃破、とはいかないまでも、せめて時間稼ぎくらいしたいものだ。


「よし、それじゃ早速──」


 目標まで八キロを切り、そろそろ発射というタイミングでレーダーが暴れはじめた。


「うわっ?! なんだこれ、ジャミングか?!」

『面倒ね』

『やっぱりそう上手くはいかないね』


 戸惑うグリフィン達の下に、AWACSから酷いノイズ交じりの通信が入る。


『こちらAWA......ブラッ......ック。敵がジャミ......を展......。......が、敵は時速二〇〇......ロ程度の巨......的だ。直接......ててこい』

「正気か?」


 何とか聞き取れた内容はこうだ。敵は鈍麻で薄らデカい飛行目標だから、レーダーに頼らず直接当ててこい。全くもってふざけた命令だ。


 抗議の声を上げようとするも、もはやAWACSとの回線はノイズだらけで機能不全。


「やるしかねぇか......」

『えぇ......直接ミサイルを当てるなんてやったことないんだけど』

『機関砲なら得意だが、ミサイルは初めてだ。腕が鳴るね』


 どいつもこいつも調子が良い。まぁ、悪いことでは無い。


 だが、各隊の隊長機はともかく、その隷下の者は緊張しているらしい。そういう、無言の圧が無線越しに伝わってくる。


「いいか、敵はただのデカイ標的機だ。恐れるもんなど何もねぇ。それに敵が炎を撒き散らしてるってんなら、俺達が掻き消してやればいい」


 なんたって俺達は──。


「なんたって俺達は竜巻トーネードだ。ズタズタに切り裂いてやれ!!」

『『『了解ウィルコ!!』』』


 カノーネ隊から賛同の声が上がる。続いて、ブレイブ、フェンリル各隊からも熱の籠った声が聞こえてくる。


 一二機のトーネードはアフターバーナーを全開にし、一直線にルノレクスへと向かう。


 そして、その動きをルノレクスは鋭敏に感じ取る。


"どうやら、自信過剰な子供達に捕捉されてしまったようだ"

「え、どうするの?」

"あの子らは、ヒトの言葉でエースと呼ぶのだろう? 尊大な自尊心だ。なれば、その名に相応しき者かどうか、確かめてみよう"

「あんたそんな性格だっけ?」

"見てみたいのだ。我が主が愛し、生み出し、自らの手で滅ぼしてきたヒトという存在が、どんなものなのか"


 言い終えると共に、灰色の鱗粉が翼から落ちる。それは地面に触れると共にある形を成し、空へと飛び上がっていく。


"古き者と新しき者。どちらが強いか、ゲームをしよう"


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 ──とある大空で──


 トーネードのレーダーに新たな機影が、ノイズ交じりに映る。


「なんだ? 敵の増援か?」

「いえ、識別は所属不明アンノウンです」


 機数は五。飛行速度はこちらの半分以下で、レーダーに映る機影も恐らくは戦闘機程度のサイズ。増援にしては少ないが、突然の出来事で沸き立っていた全員が押し黙る。


 そして、機影を目視した。


「おいおいおい、これは夢か?」


 陽炎を纏ったレシプロ機が、地平線より燦然と姿を現す。


 先頭に位置し、四機を引き連れているのは真っ赤な三葉機、フォッカーDr.I。


 右後ろには、機体の先端に黒い薔薇を咲かせるBf109G-6。


 その左隣には、不格好な固定式ランディングギアが印象深いJu87G-2[大砲鳥カノーネンフォーゲル]。禍々しく異彩を放つ三七ミリ対戦車砲を二門も翼下に吊り下げて、腹には爆弾を抱えた鈍重な攻撃機。


 右最後尾に位置するのは、真っ白な塗装に赤い星のマークが目立つLa-5。


 左の最後尾には、網か針金のような古めかしいアンテナを鼻先に付けた重戦闘機、Bf110G-4。


「レッドバロンに黒い悪魔、ルーデル閣下に加えて......ありゃサン・トロンの幽霊か?」

『......大丈夫、こっちはジェット機。速度で振り切ればやれるわ』

『そうかな? 見た所、時速八〇〇キロは出ていそうだけど』


 キャンディもリンドヴルムも、隊員達の心情など構わず会話を続けてやがる。エースってのはどうしてこう自分の命の認識が軽いのやら。


「まぁいい。憧れのエース達だ、いっちょ敵か味方か。面を拝んでやるとしよう。ブレイブ、フェンリル各隊はカノーネに続け」

『『了解コピー』』


 カノーネ、ブレイブ、フェンリルの各隊は一直線にレッドバロン率いる英霊へと突撃。レッドバロンらも応じるように増速し、瞬間、一切の発砲も無くすれ違う。


 僅かな時間に目を凝らしたコックピットに、人間は居なかった。変わりなのかは知らないが、そこに在ったのは無数の目を持った肉塊だけだった。


「ッ?! ブレイブ、フェンリル、識別を敵機エネミーに書き換えろ!! 交戦許可!! あれは人間じゃねぇ!!」


 旋回しつつ背後に目を向けると、五機の英霊を模した化け物が放射状に広がり、各々に旋回していた。無数の気持ち悪い瞳を、こちらに向けたままに。


異生物群グレート・ワンだ!!」


 ──とある荒野で──


「後退......いや、撤退だ!! これ以上はもう持たない!!」

『ダメだ!! 一歩も下がるな!! なんとしても今の防衛線を維持するんだ!!』

「そんなの不可能だ!!」

『やれ!! これは命令だ!! 現在の陣地を徹底して死守せよ!!』


 ロシアのありとあらゆる戦線で、そんな会話が繰り広げられていた。


 ロシア国境に面する全ての戦線。大陸規模の大攻勢の最中にあっても、肉と鋼の戦士達は戦いを続ける。一歩も下がるなと命令されども、絶え間ない敵の猛進にジリジリと下がらざる負えず、それを咎める者も居なかった。


 滾る砲火。天を穿つ榴爆弾。硝煙揺蕩う荒野。


 そして、敵の津波と共に降り注ぐは、巨大なる火山弾。


 航空猟兵種ヴンダーヴァッフェの天蓋に穴を開け、突き刺す黒い日差しと共に巨大な火球が大地を焼き焦がす。燃える岩石は地面に墜ち、爆発。鉄片の代わりに溶岩を撒き散らす。


 溶岩は塹壕に溜まり、兵士達を焼いていく。急速に冷え固まった溶岩は黒曜石となりて飛び交い、肉を切り裂き内腑を抉り出す。死にきれない兵士を生き埋めて、塹壕は黒い墓標と成り果てる。


「右、回避!!」


 火山弾を右に左にと避けて、レオパルト2A4の車列は一路味方の陣地へと進む。弾薬も底を尽き、一個小隊も火山弾の下敷きとなった。守るべき陣地を放棄し、抵抗する術など持たない鉄獅子達はせめて生き延びようと、全速力で荒野を駆ける。


「クソっ、航空猟兵種ヴンダーヴァッフェも降りて来てやがるッ!!」


 戦車長はなけなしのAK-47を引っ張り出して、構える。空より降下する敵を照星しょうせいに合わせ、撃発。モードはセミオートで一発ずつ、慎重に撃ち放し、二〇発使ったかというところで降りてきた個体を全て仕留めた。


「スナイパーライフルでも持ってくるべきだったか......」


 残弾を確認してAK-47を下ろす。


 火山弾の動きに目を光らせ、操縦手にどう回避するかを叫び伝えていく。


 まるでひょうのように、大小様々な火山弾が歩兵を、戦車を打ち壊す。同じく撤退中のT-72をひしぎ、血を噴き出すように、誘爆した弾薬の火炎と爆風が黒鉄の墓標より溢れ出る。


 オーロラ色の煌めきが、大陸の端から端までをも埋め尽くす。天壌無窮てんじょうむきゅうの、美しき滅びの濁流。燃え盛る火山弾は薄暗い空を朱く、朱く染めていく。


 炎の雨、滅びの大洪水。


 その日の大地は、さながら終末の日ラグナロクであった。


 ──とある大海で──


自己誘導飛雷タルユ―、総数二千を突破!! なおも増加中!!」

「ソビエツキー・ソユーズ、艦橋部に被弾!! イージスシステムダウン!!」

「畜生!! データリンクをノヴォロシ―スクに切り替えろ!! 防ぎ切れんぞ!!」


 薄暗いCICで怒鳴り声が響き渡る。


 レーダー上に表示された敵巡航ミサイル──自己誘導飛雷タルユ―はどんどん数を増し、バカげた規模の飽和攻撃を仕掛けてきている。


 戦艦と巡洋艦で構成された打撃艦隊は、持てる限りの全ての火器を以てして阻止攻撃を行っている。しかしながら、対空ミサイルと数千万発の弾雨を掻い潜り、次々と自己誘導飛雷タルユ―が襲い掛かる。


「一番砲塔に着弾、火災発生!!」

「ダメージコントロール、最優先だ!! 急げ!!」


 また一発、一発。次々と自己誘導飛雷タルユ―が戦艦に殺到、着弾する。


 さしもの現代型戦艦も、度重なる飽和攻撃で主砲、レーダー、CIWS、両用副砲群。全てが大破ないし中破。船体のあらゆる位置から炎が上がり、黒煙が上がる。船体は傾き、浸水が始まる。


 雪崩れ込む海水に刻々と、沈没の時が迫る。


「ここまでか......」


 沈没しかけていようとも、自己誘導飛雷タルユ―は容赦なく戦艦をなぶる。その度に艦は大きく揺れ、更に傾き沈んでいく。


 艦橋を完全に破壊し、主砲塔も全てが抉り飛ばされた。鉄屑となりかけている戦艦に、もはや出来ることはない。


「総員退艦。我が艦は任務を果たしたのだ」


 そうして、燃ゆる洋上の城をゴムボートから見上げる。見守る間も船体は更に傾き、砲塔が自重で旋回し、海面に砲身が沈む。


 燃ゆる城、燃ゆる三色旗。


 儚くも華々しく、かつて捨てられた戦艦は再び海底に没す。北極の、冷たい冷たい水底に墜ちていく。


 天下泰平の夢を、諸共にして──。


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 巨大な怪獣モンスターが出現したとの報告を受けて、ルカは携帯電話を片手にモスクワへと向かっていた。


『推定翼長三〇〇メートル、体高六〇メートル。正真正銘の化け物だ。デカすぎてもはや想像もつかん』


 ノイズの無い綺麗な音声が耳に届くと共に、ルカは大きさを想像する。だが、正直言ってどれほどなのか思い浮かばない。あまりにも大きすぎるのだ。


『そして、ロシアの全戦線で敵の攻勢が始まっている。防衛は勿論不可能。かといって、これ以上領土を失うとロシアの軍民産業は壊滅する。今は撤退するのか、死守するのか。軍部内でも揉めている』

「それって......」


 ルカは息が詰まりそうになる。チェックメイト。どこかで聞いた言葉が脳裏に浮かぶ。


 これまで必死に迎撃してきた諸基地への攻勢はなんだったのであろうか。これほどの戦力を用意していたのなら、ドニエプル大攻勢はもはや何のための攻勢だったのか。まるで理解が及び付かない。


 何がどうなっているのか、もはや何も分からない。ただ、終わりの見えない戦争は、終わりへと向かいつつあるのかもしれない。人類の絶滅という、最悪の結末へと。


『ボールド・イーグル。今の任務は最前線の支援ではない。化け物......ルノレクスの撃破だ。今はそれだけを意識しろ』

「............了解しました」


 最前線の支援にはサーリヤが送られた。そして、化け物退治はルカの任務である。なれども、ルカとしては最前線に向かうべきなんじゃないだろうか。そんな疑問が絶えない。


 数分空を跳び、ルカはルノレクスを目視。ルノレクスは燃える航跡を残すおかげで見つけやすい。


「ボールド・イーグル、目標をしに──」


 唐突に、右耳を凶悪なノイズが襲う。


「うっ、なにこれ?!」


 ついつい携帯電話を耳から遠ざける。そして、耳鳴りに紛れてレシプロ機のけたたましいエンジン音を聞いた。


「プロペラ機?」


 ルカは音のする方向に向き直る。視界に映ったのは、燃えるような赤色に染まった複葉機だった。


 赤い複葉機はルカの目の前へと迫り、銃撃を繰り出す。古臭い七ミリ機関銃が火を吹き、鋭い弾丸の驟雨が襲い掛かる。


「よけ──」


 咄嗟に避けようと鎖を捻り出すも、すぐさま間に合わないと悟る。携帯電話は手を滑り落ち、彼方の地上へと落ちていく。


 流石のルカでも、航空機関銃の弾幕を喰らえばひとたまりもない。恐れが勝って、目を瞑ろうとして、黒い影が目の前を横切った。


 響く弾丸の跳音。吹き荒れる突風。鼓膜を蹴破る衝撃波。


 ルカは突風に煽られ、黒い影に引っ張られるように空へと吹き飛ばされる。飛び去る黒い影の正体は一機のトーネード。尾翼にグリフィンのパーソナルマークを付けた、いわゆるエース専用機だ。


 続いて黒い薔薇を機首に咲かせるBf109G-6が、グリフィンのケツを追う。そこに加えて三機のトーネードが遅れて飛び出してくる。パラパラと慎重に狙いを付け放たれる二七ミリ機関砲弾を、Bf109G-6は華麗に避ける。


 右に、左に。機体を捻り、僅かな弾幕の隙間を縫うように回避する。まるで後ろにも目が付いているかのような離れ業に、ルカは目を奪われる。


 更に続けて複数の機影が現れる。煙を吹いている一機の後ろには大砲鳥カノーネンフォーゲルが。その後ろに二機のトーネード。


 後部銃座の七ミリ機関銃が火を吹き散らすBf110G-4。その後ろにはこれまた二機のトーネード。それらのケツを更に追うはLa-5。前後から挟まれ、二機のトーネードは弾幕の嵐の中を翔けている。


 複数のトーネードに、五機のレシプロ機が各々に獲物を追いかけて、バラバラの軌道を描く。ルカの周りをジェットエンジンの轟音が、回るプロペラがやかましく音を騒ぎ立て飛び回っている。


 乱戦の只中で、ルカはどうすればいいのか分かりかねて、空中に投げ出されたままになる。


 そうこうしていると、一機のトーネードがルカの真横を通る。そして、コックピットに乗っていた誰かが合図したのをルカは見逃さなかった。二本指でルカを指差し、その指で前方を──ルノレクスを指差す。訳すなら──。


 ──お前が討ち取ってこい。


「り、了解!!」


 誰とも知らぬパイロットに、ルカは到底届かないであろう敬礼と返答を送る。


 鎖を足蹴に空を蹴り、爆圧で一路、翼も動かさずに飛翔するルノレクスへと向かう。朱い炎が燻り、黒く淀み死んだ大地より上がる無数の狼煙。その煙を吸うたびに肺そのものが息苦しくなるような感覚が身体を蝕む。


 ルノレクスまで十分近付くと、人影が見えた。はためくプラチナブロンドの長髪。白い白衣。不気味な笑みを嬉しそうに浮かべる女の姿。忘れもしない。


 ルノレクスの背に鎖を打ち込み巻き上げる。以外にもルノレクスからの迎撃や攻撃は無く、難なく背中に着地。硬い表皮を踏みしめて、翼の巨大さを実感する。


 エカテリーナを見据え、睨み合う。最初に口を開いたのはエカテリーナだ。


「久しぶり、少年。待ってたよ」

「エカテリーナさん......どうしてっ!!」


 風が吹き付けるドラゴンの背中にて、ルカはこれまでの事象の黒幕と相まみえる。


「どうしてじゃない。これは必然だったんだよ」


 エカテリーナは両手を広げ、歪んだ笑みを見せつけて、殺意と怨嗟の籠った双眸を見開く。


「お前らが、全部お前らが奪ったんだ。だから、次は私が奪う番なんだ!!」


 そう叫ぶエカテリーナの表情はどこか悲しげで、殺意と怨嗟に塗れた瞳には、何かが欠けていた。


 何が欠けていたのか。そんなこと、ルカに分かるはずもなかった。

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