健常者が捧げられる医療とは、人道的と言えるのだろうか

少なくとも日本では実現しない話ではありますが、読者にそれを「ありそうだ」と思わせ、医療の在り方について考えさせらました。

病によって残された少ない時間を過ごすのではなく、国の制度という横暴で人為的な余命を設定される。
主人公の心情描写からは、作者の高い技量も伝わって来る素晴らしい作品です。