第21話 じっと…じっと

 やはりなってみないとわからないことですからね。


 室長やそうゆう方が思いやりがないとは考えていません。

 繰り返しますがその人達が悪いのではありません。

「わからない人にはわからない」のです。


 上司との面談の後

 カウンセリングと心療内科に日を置いてから行ったあと


 夜…

 ベッドで暗いなか…

 じっと考えました。


 消しちゃうのはな…

 

 気力の出ない自分、そんな自分に嫌気がさす自分。


『自己嫌悪のループ』

 嫌な上司…

 楽になる方法…

 消しちゃう…?

 あとは…

 消しちゃう意味は…


 じっと…じっと考えました。


 どれくらいだったかな…

 暗い部屋、静かな空気。

 隣に眠る妻と娘。


「はぁ…消しちゃうのはな…」

「命…消しちゃうのはな…」


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る