自主企画関連

自主企画:カクヨム使いづらくなってね?

カクヨムの作品ページリニューアルについて思うところが多々ありましたので、どこかに書き起こそうかと考えていたところ――ちょうど良い企画がありましたので、参加させていただきました。




自主企画:カクヨム使いづらくなってね?

https://kakuyomu.jp/user_events/16817330667606178509




私がカクヨムでの投稿を始めようと思った切っ掛け、および続けている理由の一つに、〝表紙(作品ページ)の美しさ〟というものがあったんですよね。


カクヨムの表紙は美しく、それでいて本当に機能的だと。

他のサイト様にもお邪魔したことがあるのですが、端的に言うと文字ばかりがゴチャゴチャしていて読みづらいんですよ。


その点、カクヨムは〝大見出し〟と〝小見出し〟を設定することができ、それぞれの文字サイズやフォントにも気を配られていて、とにかく読みやすかったです。


この〝大見出し〟と〝小見出し〟は、ぜひ他のサイトでも導入してもらいたい――そんなことを何度か申しあげていたのですが、まさか当のカクヨム自身がを投げ捨ててしまうとは思いもしませんでした。




現在の仕様だと、正直言って〝小見出し〟は邪魔でしかありません。文字列の中に異物の文字列が混ざると邪魔なのです。


以前の〝小見出し〟はしっかりと〝見出し〟の役割を果たしていましたが、現在の仕様だと、ただの異物です。私の長編でも削除を予定しております。



これならば〝しおり〟機能を追加していただきたかったですね。

その方がよほど、長編を好む読者向けのリニューアルとなっていたでしょう。




もちろん、UIという観点のみで言えば機能性の方を重視していただきたいのですが、以前の仕様でも機能性は充分だったと思います。

充分な機能性+美しさを兼ね備えた、まさに完璧な仕様だったのです。


それだけに、このリニューアルは本当に残念でなりませんね。




次に、諸々の機能に関する事柄です。

概要(あらすじ)が非常に見づらくなりました。

特に、あらすじが長めだとタグまでもが隠れてしまうのはいただけません。


あらすじの代わり――なのかはわかりませんが、各エピソードの冒頭をチラ見することができるようになりましたね。


これは一長一短だと思います。

これまでは〝ブラバ案件〟と言われてきた書き出しの重要性がさらに上昇したといえるでしょう。冒頭のパワーが不足していれば、ブラバ以前の閑古鳥による蹂躙ですね。


対して、一度読んだ作品ならば、冒頭を読むことで内容を思い出すことができます。

私はミステリ要素を含んだ考察向けの作品が大好きですので、そういった作品を読み返す際にPVを荒らさなくて済みます。このPV関連についても後述いたします。




ということで、各データへのアクセスについて。


★を付けたユーザーの名前がわからなくなってしまいましたね。

表示されるのはレビューを書いたユーザーの名前のみです。


これの何が困るかというのは、大きな声では申しません。

要するに、〝星爆〟や〝星剥がし〟に関することですね。

これの被害に遭われた方ならば、なんとなく察していただけるかと思います。


それ以外にも、人気作品の★の付き方を見て〝良い作品〟の分析をするといった方法も取れなくなってしまったのが痛いですね。



※追記:

コメントにて、〝★を付けたユーザーの表示方法〟を教えていただきました。情報提供いただけたことに感謝を申しあげると共に、理解不足から勘違いしておりましたことをお詫びいたします。



こちらを隠すよりも、エピソード個別のPV数を非表示にしていただきたかった。

読者様によっては読む前に、個別PVによる〝離脱率〟で内容を判断される方もおられますからね。


書き手としては数字で判断されるよりも、実際に読んでいただきたいという思いです。特に長編などは、いわゆる〝営業〟のせいで序盤のPVだけが無駄に増やされるという被害に遭いますから。


それに悪質なものに限らず、私のように、考察のために以前のエピソードを読み返す場合もあります。ですので、あの数字は〝単純な面白さ〟を示すものではないと思います。あまり参考にはなりません。




そして、コメント欄に検索機能が追加されました。

これのせいか、コメント欄を開く時に妙にラグがあるんですよね。


――というか、わざわざ検索機能を付けるということは、カクヨム運営的には「コメント欄も作品の一部」と考えているのでしょう。

今後コメントを書く際には、より一層の注意を払う必要がありそうです。



以前にも申しあげましたが、私は〝性描写あり〟がついている場合は、先にコメント欄を拝見します。性暴力の描写が非常に苦手ですので、それを踏まないための予防ですね。


またしても「それをするくらいなら」になってしまいますが、先にレイティングの細分化を行なっていただきたかったです。その方が、よっぽど読者のためになります。しっかりと住み分けをすることで、皆が幸せになれます。




あとは、左側の概要欄の下に〝作者フォロー〟と〝ギフト〟のボックスがありますが、これは必要ですかね?


私は基本的に作者フォローはしないのですが、これは〝した方がいいよ〟という、運営側からの催促でしょうか。

個人的には、〝作者本人〟のことよりも〝作品〟のことを知りたいので、〝おすすめレビュー〟を上段にしていただきたかったです。


レビューの★を付けるボタンが、さらに探しづらくなったのもマイナスですね。

私のような底辺作家にとっては、余計に★をいただく機会が遠のいてしまいます。




――と、ここまで色々と挙げてまいりましたが。


やはり一番の不満点は、見出し関連。

表紙の美しさが失われてしまったことですね。

カクヨムの唯一無二の強みを、自ら捨て去ってしまったのが残念です。


むしろ、人によっては、このゴチャゴチャ感の方が他のサイトと同じで使いやすかったりもするのでしょうかね?


とはいえ、もう〝なってしまった〟ものは仕方がないので、慣れるしかないのですが。正直なところ、以前のカクヨムと同じくらい美しくて機能的なサイトが誕生すれば、迷わずそちらに移住を決断してしまうほどに落胆しております。



空白行同様、読み手側で選択することができれば良いのですけどね。


もしかすると、カクヨムコン直前に仕様を変更することで、書き手の対応力を試そうとしているのかもしれません。


読者選考の存在からも、運営側としては〝良い商品を作れる作家〟を求めているのは明白ですからね。カクヨムは商業サイトですので、そこは仕方がないのでしょう。


まずは色々と試しながら、どうにか乗り切るしかない――ということですね。





それでは、今回は以上となります。


まずは主催者さまへ。

丁度良いタイミングで素晴らしい自主企画に参加させていただき、感謝しております。


そして、すべての読者さまへ。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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