「長いタイトル」ってどうしてダメなんだと思う?
こんにちは、たてごと♪ です。
某悟空だの某フリーザ様だのって、バトルのとき手足をすげえ速さで動かしてるけど、つまり彼らの手先足先は、相対性理論的には胴体よりも若いって理解でいいよね。
……はい(
さて、作品タイトルについて、「えらい説明的でやたら長いタイトル」というのがライトノベル、特にネット小説において乱発されてるのは、ご周知の通りかと思います。
そしてそれについては〝長すぎるウザい〟〝簡潔にまとまってないダサい〟などと、そこそこ悪評も出ているようで。
印象が良くないっていうのは、素直に印象が良くないですよねえ(
ただ断わっておくと、
〝作品タイトルは長ければ長いほどアクセスされやすい〟
って傾向があります。
理由は単純、「より多く単語が詰め込まれるほど検索に引っかかりやすい」から。
もちろんそれが、その時点でホットな単語である必要はありますけどね。
これは結構いろんな方が検証してらっしゃるので、それこそ
まあ本当を言えば、そういう
もちろんアクセスされたところで、読ませる作品が書けてなかったら意味無いのですけども、逆にそれが書けてたとしても、そもそもアクセスしてもらえなかったら徒労もいいとこ。
だから、〝とにかく突出したい〟という目標を持ってる作者さんにしてみれば、作品タイトルを短くしておく理由は無いんですね。
乱発されてるのにはちゃんと理由がある、というわけです。
†
で、それを踏まえて。
その長いタイトルって、印象が良くないっていう他にも実は、問題が有るんですよ。
例として、……いやこれ、適当なのを作って挙げようと思ったんですが、どうしても
一応「個々のネーミングが〝悪い〟わけではない」と断わったうえで、恐縮ながら実例出しちゃいますけれども。
◦ 『Aランクパーティを離脱した
◦ 『おしかけ勇者嫁 勇者は
◦ 『悪役令嬢の執事様 破滅フラグは
◦ 『元悪役令嬢とS級冒険者のほのぼの街暮らし』
◦ 『強制的に悪役令嬢にされていたのでまずはおかゆを食べようと思います。』
◦ 『転生したら悪役令嬢だったので引きニートになります』
◦ 『転生したら乙女ゲーの世界? いえ、魔術を極めるのに忙しいのでそういうのは結構です。』
◦ 『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』
◦ 『没落予定の貴族だけど、暇だったから魔法を極めてみた』
◦ 『かつては悪役令嬢でしたが今では立派なオジサンです』
重ねて言いますが、これは悪いタイトルの例じゃないですよ。
どれもコミカライズまでされているタイトルなので、ご存じのものも挙がってるかもしれませんが、さてどうでしょう。
もちろん、実際には10タイトルなんてことは無くて、5
そして、そもそも「名前」とは〈区別をするために付けるもの〉なんですが、
〝こう並んでるやつ、パッと区別できます?〟
っていう。
つまり、単体では別段悪くもないけれど、複数を並べたときに問題が出てくる、ってわけですわ。
言ってみれば、「良し
まず使われてる単語、結構かぶってますよね。
それもそのはず、人が思いつくオモロイ話のネタなんてそうそう無いもので、大抵は既存のネタの組み合わせになっちゃうもんです。
それを説明的に書いちゃったら、当然かぶるに決まってるし、なんなら固有名詞も登場しにくい。
そしてその説明的な体裁、そんなの全部似たような文体にならざるを得ないし、それじゃあ全部似たような印象になっちまうじゃないですか。
特に、「
これ、自分から埋もれに行くようなものだと思いません?
つまり、「まともに識別してもらえない可能性が高い」んですよ。
あまつさえ長いタイトルは、それ単体で認識に時間が掛かるし、そもそも
じゃあ仮に
要するに、長いタイトルって「
それ、悲しすぎません?
あるいは、人って一度気に入ったものと似た傾向のものを求めがちで、それゆえにブックマークの中で似たようなタイトルが並んでしまったら、多数であるほど
これ、
だったら
†
まあその
◦ 作品の価値は書き上がった時点で確定してるもので、PVや人気に左右されるものじゃない
と考えるので、無理してそういうの
一方で、
◦ 人からの評価こそが、作品の価値なのである
という考え方もあって、これも否定されるべきものではなく。
ただこれ、分類すると前者は〝アマチュア=「宗教」〟の指針、後者は〝プロフェッショナル=「商売」〟の指針なんですね。
「商売」とは〈労力を売って代わりの物を得る〉という事なので、必ずしも金銭だけじゃなくて、PVや★を
ここ混ぜると、自分が何を目指してるのかわからなくなるので、どっちに寄るのか。
それとも
そこらへん、方針をはっきりさせといたほうが、混乱しないで済むと思います。
ああそういえば、「甘い」という
「
イタリア語だと〈愛〉という意味で「
ついでに「
ちなみに「
そして
自分の作品を
でも自分の作品を
というわけで賛否両論ある〝長いタイトル〟、皆さんはどうお考えでしょうかね。
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