大阪の家は、どこか時空を超える

ヤッキムン

時空を超えて

中学3年になって、大阪の中学に転校になった。

大阪の家の裏庭は、なんか、めっちゃ独特な雰囲気を持ってる。


あやなっちは、裏庭から、時空を超えられるように感じていた。


大阪の家は、あやなっちの、おばあちゃまとおじいちゃまの住んでる家。

庭もめっちゃ広い。

門を開けると、玄関までは、わりと長い道あって、両側に、きれいな芝生も植えられてる。


池には、きれいな錦鯉も、たくさん泳いでいる。


家は、京都にめっちゃ近い大阪。

電車に乗って2駅も行けば、京都府。


中学の先には阿武山古墳ある。藤原鎌足の埋葬されている古墳。

家の近くには今城塚古墳もある。


市のマスコットキャラクターは、埴輪の「はにたん」

マスコットキャラクターで、いちばんくらいに可愛いって思っている。


中2までは沖縄に住んでいた。

両親は沖縄で仕事をしている。

あやなっちは、大阪で、沖縄の両親とは離れて、暮らしている。


あやなっちは、女子みたいだ。

中学でも、まわりのみんなからも、女子のように思われている。

だから、学校でも、いつも女子の友達と過ごしている。

中2の沖縄でも、やはりそうだった。沖縄でも、まわりから女子のように思われていた。

だから、沖縄の中学でも、いつも女子の友達と過ごしていた。


中1や小学生の頃も、あやなっちは、女子みたいだった。まわりのみんなも、女子のように思ってくれていた。

中2になったら、本当に女子みたいになってきた、あやなっち。


中3の今も、大阪の中学では、女子の制服を着ている、あやなっち。

学校での着替えや洗面所なんかも、女子といっしょに、いつもやっている。


大阪の家の部屋では、なんか霊の存在を感じている、あやなっち。

なんか、可愛い雰囲気の霊。

きっと、女の子の、可愛い霊なのかなって思ってる。

毎晩、寝てると、あやなっちのところに、あらわれる霊。

あやなっちのことを優しく見つめて、時には、優しくなでなでしてくれているような霊。


そういう、霊の存在からして、あやなっちにとって、この大阪の家は、毎日なんとなく、時空を超えてるように感じる理由なのだ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る