ブルートレイン「ゆきぞら」

「うぅ・・・寒い・・・」

「あっ!お姉ちゃん!来たよー!」

「おおーほんとだ長いねー!」

私は、私の住んでいる地方都市最大の駅で、雪が降る中寝台列車を待っていた。名前は「ゆきぞら」。北海道新幹線の影響で北海道からの出発でなくなった、日本縦貫長距離列車だ。DD51型2両が重連で雪を掻き分けホームへ来た。

「寒いから早く入りましょう?」

「だな。俺も早く暖かい所へ行きたい」

私たち家族は、早速寝台車の中へ足を踏み入れた。

そして、22時30分。定刻通り、雪空の中、「ゆきぞら」は出発した。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る