聖泥

鳴ることのない無い鍵盤がある

神に捧げた音楽がある

森に置きざられた鍵盤一つ

乾いた体はもうすぐ眠る

泥に飲まれ

土に還る

大地に捧ぐ歌が響く

泥の精霊にこの詩を捧ぐ

神の国は開いているぞ

望めばいつも還れる故郷と

青い天に吸われる詩よ

安住の地に着いたのだろう

ここで音を紡ぐと誓った

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