第35話 「小さな春をつかまえて」に込めた思い

 こんにちは、りおんです。


 お仕事にプライベートに、どたばたな金曜日を過ごしてしまっている今日、みなさまいかがお過ごしでしょうか。


 今日も飲み物片手に、ゆるーりと読んでいただけると嬉しいです。

 今日は、3月2日から更新が始まった、「小さな春をつかまえて」についてです。


 そういえば、小説の略称の話を近況ノートでぽつりと話したら、「小さな春をつかまえて」は「ちいつか」はどうですかと提案をいただきましたので、今日から「ちいつか」と呼ばせていただきます。なんか小さな女の子っぽくていいですね。主人公も女の子ですし(笑)。


 そんなちいつか(もう使った)、主人公の相場あいば小春こはるさんは、心と身体が重くなり、クリニックへ行くことになります。そこでの診断名が双極性障害というものでした。


 この小春さん、実は掌編小説で少し出てきました。その時にこの子を主人公にしたお話を書きたいなぁとぼんやりと考えていて、構想をメモしていました。


 ただ、今までの作品と違い、「心の病」がメインとなってくるため、どうしてもお話が重くなってしまうのが気がかりでした。

 でも、先日突然何かが降りてきたかのように、先の展開と最後のお話のイメージがふくらんできて、「一と二の」が終わった今、これなら書ける! となって第一話を書いたのが3月1日。翌日の2日から開始となりました。


 私が物語を書く時、実は最後ってあまり決まっていなくて、書いているうちにイメージがふくらんでくるのですが、ちいつかはめずらしく最後がイメージできている作品です。ただその最後に持っていくための道のりはきちんと考えなければなりません。


 そして、この物語も新たなチャレンジをいくつか行っています。その一つが文字数。一話2000文字ジャスト(カクヨムの計算上)にしようと思いました。まぁそうしようと思ったのも第5話からで、その前のお話も文字数を後で合わせました。流れは変わりませんが追加、削除した表現等がありますので、また読んでいただけると嬉しいです。

 その2000文字というのも、制限がある中でどのような表現ができるか、読み手にとってはちょうどいいのか、その他色々と探るためでもあります。


 さらに、ちいつかで語られている中で半分ちょっとは、私の実体験も含まれています。向こうのエッセイで定期的に通院をしていると言っていたのもその一つです。なのでリアルに近い表現ができているのではないかと思います。


 ちいつかも「恋愛」ジャンルということで、私はやはりラブコメ、恋愛ジャンルが好きなんだなぁと思います。ただ、他の方の色々な物語に触れていくうちに、現代ファンタジー、SFなど、今まで書いたことのないジャンルのお話のイメージがどんどん出てきて、今メモをしているところです。


 2024年はラブコメ、恋愛ジャンル以外にも挑戦したいと言っていたように、私も少しずつ表現の幅を増やしたいと思っています。いつかその目標も達成できるように、頑張っていきたいです。


 とりあえず今はちいつかを書いているのが楽しいので、このまま楽しく完結まで書いていきたいです。

 小春さんが前を向いて歩いていく物語、「小さな春をつかまえて」を、どうぞよろしくお願いします。


 

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