かごめ かごめの解釈

篝火

かごめの中のメッセージ?

かごめ かごめ♪

籠の中の 鳥は♪


「かごめ……かごめ……」

「……? どうした? 」

「あぁ、『かごめ』ってあるだろ? 」

「聞いた事あるな。あの遊び唄だよな! 」

「そう、遊びに使われたりする『わらべうた』のかごめの事……」


そう言って、少し黙る俺。

「それが、どうしたんだよ? 」

「ああ、『かごめ』ってなんだろうなって考えてさ……」

「確か、一般的には……花魁の唄だとか、妊婦と胎児の唄って言われてたよな……」

友人の言葉に、そう言われてるのも在るのは知っているが、考えが纏まらない歯痒さがあるのは事実で。


「『かごめ かごめ

籠の中の 鳥は

いついつ 出やる』……」

「たしか、続きは……

『夜明けの晩に 鶴と亀が滑った

後ろの正面 だぁれ?』だよな? 」

「そうそう! 」

「コレってさ、マジマジ聞くと変わった唄だよな!? 」

「あぁ、わかる! 」

聞いた事ある人なら、知っていると思うが、あの島○秀○も呪いの唄だと言っていた。


「そこで、俺はこの歌詞の頭文字を考えてたんだ……」

「頭文字って言うと……えっと……『か、か、か、と、い、で、よ、つ、う、だ』になるよな? 」

「いやこの場合、同じ文字は省くとしようそうすると……『か、か、と、い、で、よ、つ、う、だ』になる……」

「あぁ! 」


「『か、か』は、を意味してると解釈してる、『と、い、で、よ』だか、と考えると『母親と出でよ』となるんだ……」

「じゃあ、最後の『つ、う、だ』は何になるんだよ? 」

「それが、わからないんだよな……? 」

とある高校の一室で話してる俺たちは、『かごめ かごめ』の不思議な歌詞について考えていた。


                続く

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