「雨音」#深夜の二時間作詩より


 我は雨音。人の傘に音楽を届けるものなり。または濡らすものなり。なぜ我は鳴るのか、考えたことはないが人が困るのを知っている。しかし止めば水たまりで喜ぶ人を知っている。それでも困る人が大半であるが、世の中には「大地の恵み」と言って受け止めてくれる人がいる。我は雨音。

雨の音である

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