愉快犯 with テクノポップ病棟

 エチュードの事をずっと 越中ふんどしの略語だと思っていた彼も


 今や立派なピアニストとして 各地のバーで引っ張りだこ


 人生って わからないものですね


 クソーッ!! とか叫びながら 本当にクソしてるこの僕も


 明日になってみれば 聖人として祭られている可能性だって


 0.7マイクロパーセントぐらいはあるわけでありまして


 ブラウン管の向こうの美女でさえ思うがまま


 モデル出身のおすもうさんシンガーとデュエットしたいが


 どうもその夢だけは叶いそうにない


 せめて 宗教家としての面目を保つために


 新型のえんぴつ削りを開発するとかして


 一刻も早く 辛くない豆板醤を入手しないと


 人質になったバックダンサー達に差し入れすらできない


 度胸をつけるために インド人の遺伝子を注入して


 ビックリしないよ! とか胸を張って エルガーの威風堂々を


 鼻歌で歌ったりする時代はもうやって来ないんだから……

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