第21話
春から毎日指輪を付けて居るかのチェックが入る。
「優くん、指輪付けてるよね」
「付けてるよ」
「うん、似合ってるね」
「そうだなぁ」
俺にとってこの指輪は、付き合ってる証でもあり、彼女の生命線である。
「あと、夏・・・と話してないよね」
「ないよ、ないよ!!そもそもいつ話すタイミングがあったの?」
今だって、春が迎えに来てくれてるから朝あったばっかりだし
「電話してるかもしれないじゃん」
疑いたい放題だな!!
「してない、してない!!ほら前に春に連絡先全て消されたままだよ!」
「・・・本当だ」
はぁー、こうやって毎日疑いたを晴らすのが疲れる。
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