第14話


「ちゃんと付けて、寝てね」


「分かってるよ。お風呂のときも外してないし」


「流石、優くん!!」


どうやら、今日も早く寝てくれるみたいだ。


外に出て疲れたのかなぁ??ずっと買い物に行ってたし、


ーーー

妹視点

お兄ちゃん寝てるね


・・・っ


お兄ちゃん、付けて寝ている。


どうしようかぁ、流石に付けて寝ているのに、起きたらないのは怪しまれてしまう。


それは嫌だ。お兄ちゃんには少しでも嫌に思われたくない。


どうしよう、でもさっさと穢らわしい、その指輪をはやく取らないと


トゥルル!!


ーーー


「はい、もしもしどうしたの?」


「まさか、本当に寝てるなんて」


「えっ、」


ーーー


危なかった。バレる所だった。

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