設定資料その二:フレイシス・パージン

・個人情報

名前:フレイシス・パージン

年齢:四十七歳(開拓者組合ギルドには二十一歳と申告)

身長:約163cm

体重:約47kg

種族:【魔人】

出身:≪レンゼリアカイゼ≫

職業:開拓者



開拓者認定証ギルドカード記載情報

階級:〈青銅アエス

役職:補助師


身体能力:劣等(実際は標準相当)

物理耐久:劣等(実際は卓越相当)

戦闘技術:劣等(実際は標準相当)

機動能力:劣等(実際は標準相当)


視覚:標準

聴覚:標準

嗅覚:標準


精密性:標準

精神性:優秀(実際は卓越相当)

知能力:劣等


魔力オド】:標準(実際は卓越相当)

【魔法】耐性:標準(実際は卓越相当)

魔力オド】操作:標準(実際は卓越相当)


携帯武器:劣等

着用防具:劣等



・保有している【異能】

『【魔物】の血』

 階位:なし

 厳密には【異能】ではなく、【魔物】や【魔族】であれば総じて持ちうる特性。

 詠唱を用いない【原始魔法】を行使でき、言語を解さず【魔物】との意思疎通を行える。

 不老の肉体を持つ。


『【権能】:エンダー・ドレイド』

 階位:〈宝石ゲマ

 【貪食の魔王】が有する【権能】。その劣化版。

 触れた者の【魔力オド】を吸収し、自身の【魔力オド】へと変換することが出来る。

 また、その能力の反転として、自身の【魔力オド】を触れた者の【魔力オド】へと変換して分け与えることも可能。

 フレイシスはこの【異能】を、【魔法】で生成した糸が触れている対象にも行使することが出来る。


『超再生』

 階位:黒鉄

 【魔力オド】を消費させることで、身体的損傷における自然治癒能力が上昇する。

 制御の効かない常時発動型であり、【魔力オド】消費量が尋常でないため、使い勝手もあまりよくないことから、さほど強力な能力ではないとされる。

 しかし、フレイシスは他所から【魔力オド】を無尽蔵に徴収できるため、即死しない限り、傷であれば瞬く間に、部位欠損であれば半日で、致命傷であれば一日で回復させることが出来る。




 世界を滅ぼしかねない歩く災害――六体存在するうちの一体である【貪食の魔王】と、【新生民ノヴァ】との間に産み落とされた【魔人】と呼ばれる存在。

 桃色の髪と黒い体毛を持つ姿で普段は人の世に紛れているが、本来は体毛を持たず、むき出しになっている浅黒い地肌と凹凸の浅い顔面が特徴的な女性。

 容姿は非常に整っており、抜群のスタイルと日頃のお淑やかな態度だけをみれば、誰もが振り返る絶世の美女だが、その実態は、無邪気に人の心を抉るような人初心者である。

 普段は猫を被ってお淑やかな敬語の女性を演じているが、実際は好奇心旺盛で気遣いや思いやりなどに欠けた性格をしているため、猫を被っているときはボロを出さないようにあまり喋らないようにしている。

 実年齢の四十七歳という数字は、フレイシスが持つ最初の記憶から数えた年齢であり、その時から現在の容姿であったため、本来の年齢はもっと上である可能性が高い。

 微妙な年齢である自覚があり、その点に触れられることを嫌う。

 多くの時間を最初に目覚めた森の中で過ごし、外へ出たのはつい最近のことであるため、年齢の割に世間知らずが激しい。

 【魔法】や【魔力】に関係する技術が卓越しているものの、他者を癒す治癒の【魔法】だけは苦手としている。

 技術の高さが仇となり、攻撃系統の【魔法】の威力を制限するのが難しく、そのため魔法師ではなく、その分野に関しては素人同然であった補助師を選んだものの、最近となっては大人しく魔法師にしておけばよかったと後悔している。

 さらに加えて、「詠唱が面倒くさい」という理由で【新生民ノヴァ】の【魔法】をあまり使いたがらない。

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